こだわり蕎麦屋さん再登場

元旦日の出後一分経過

今日のこだわり蕎麦屋さんには、お客さんがいっぱい来た。お正月は黒川温泉で、一泊ふんぞりのお殿様お姫様気分の皆様方が、お帰りあそばせついで蕎麦など、な〜んて寄って下さったようです。
地鶏蕎麦がたくさん出た。この蕎麦屋の大将は、地鶏までこだわって、何度もレア気味に焼きを入れ吟味した出汁にゴボウやネギを添えて地鶏蕎麦を出す。

  • 私の年越し蕎麦

大将に尋ねた。「とし越し用の僕の打った蕎麦は、少しヌルッとなってしまった。これは湯がきすぎかな、店長!」「汁物でだす蕎麦を湯がく時は、15秒ぐらいがいい。そば粉の状態や気温によっても違うけど」「そういえば僕のは40秒は超えていたな」
「僕は加水を300グラムの粉に40%120グラムにしたけど」「それはいいと思うよ」
不揃いの、でこぼこしたラインになった麺筋だけど自家製は美味い。

松の内の葬儀

一月七日まで、いわゆる松の内の葬儀は控える、と仏さんの世界では言われているが現実そうもいかない。
正月に遠くの子供や孫、家族みんなが集まり、アットホームの空気に浸っているその時、驚愕の事件が襲った。
「お父さんはまだ寝てるの。起こしてきて」お母さんの言葉で子供が起こしに行くと、、、、。
みんなが走り寄り見たそこには、冷たくなったお父さんがいた。働き盛りの男性の寝間を地震が突然襲い、アッというまに命を奪ったかのように。
無言の遺族は、白骨となったお父さんと対面した。若いお父さんの骨は重く、固い。キィーンと金属音を出して泣いているかのようである。きっと残された遺族の心にも重く深く漂よっているに違いない。