2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

突然の事故

突然の水難事故に遭遇した50歳台の男性の遺体を焼いた。 ここは海が無いが、川や湖がある。 家族の生活のみならず心の大黒柱を失った悲しい火葬。数時間前には笑顔があっただろうお父さんが今はない子供達、夫がもう「ただいま」と言わない家に住む妻。 涙が…

氷点下3℃

朝7時半に軽トラのフロントガラスを見るとナヌッ、凍ってるではないか。 最低気温がマイナス3℃らしい。野菜も寒がっているだろうな。 ここから車で15分の黒川温泉はチラチラ雪だったそうな(知人のコダワリ蕎麦屋さんからの発信)。新聞の予報には、札幌が最…

終の棲家探し、ナンバーTwelve

南阿蘇の土地も探した。 畑にいたおじさんを見つけ、「空いてる土地ありませんか」と尋ねたら、ここを売ってもいいけどの返事。畑なので農振法除外の申請が必要だが、それは済んでいるとの事である。約7,000平方メートル(7反)の広さがあり、阿蘇山中岳を背…

白骨が崩れる

高齢者ほど骨がもろい。なかには固い人もいるがそれはまれ。白骨をきちんと收骨できればよいが、触ると砂山が崩れるようになるので慎重に。 普段は最高800℃だが、こんな遺体は600℃を超える火力で長時間噴かすと骨が少なくなるので注意が必要なのだ。 白骨に…

天寿

私、遺体を焼いています。 昨日今日と遺体は天寿を全うされたお二人と思いました。遺族も穏やかでした。二日間に及ぶ高齢の火葬には何故か私も落ち着いてスイッチONができました。これまで若者の死があっただけに。 高齢のこのお二人は夢の中、ご本尊に会わ…

ヒョウ

突然の雷と雹。ビックリ仰天で畑を見ると白菜君が穴だらけ。キャベツとブロッコリーは被害なしのよう。お二人とも寒さには強いようで1〜5℃の寒さにも裸ではしゃいでる。だいたい寒さには強く、暑さに弱いタイプだから北海道が一番好きかもしれない。でもこ…

一千一秒物語その12

公演は終わった。スタンディングオベーションはなかったけど万来の拍手は鳴り止まなかった。阿蘇の山深き小国での素晴らしい演劇よ永遠であれ!大阪の梅田、旧国鉄操車場跡地で数年前劇団四季「CATS]をやっていたが、そのメジャーを対等に、いや以上に凌駕…

超いそがし日々

今日は、公演最終日 ロングランはない。三日間の公演も今日で終わり。魔女か宇宙人かわけのわからぬ私の奥さんは、役まわりでも魔女のような芸風をこなした。二日目は皆乗っていたようだ。最終日、頑張ろう。 サアッ、、、そろそろお客さんが来る時間、交通…

一千一秒物語その11

今日は初演。魔女か宇宙人かわけわからぬ私の奥さんは芸名キリコ、アクションや表情は満点ですが、発音がクリアーでないと思うよ。魔女は人間にわからない喋り方するのかな。 きょうは初日。役者のみんな、固かったかな。明日はリラックスして自分の演技に集…

終の棲家探し ナンバー、Eleven

「田舎暮らし」物件を斡旋する不動産屋もいくつかある。 「荒城の月」で有名な大分県・竹田市には土地の広さ1,600平方メートル、売買価格250万円の国道から数キロはいった原野がある。当然、市街地から随分離れている為公共水道は無い。電気は大丈夫のようだ…

初雪を知らせるカマキリ

畑にはカマキリがすごくたくさんいます。大根の茎にいるこの母親カマキリは子だくさんですね。 酒井博士はカマキリの予知能力を紹介しています。 「産卵終息時期から数えて30日目頃に初雪が観測され、産卵ピークから数えて90日目頃が根雪の始まりとなること…

脳梗塞

たくさんの参列者である。 脳梗塞で倒れた働き盛りの男性は、その後数時間で旅立ってしまった。 こんな小さな町にも厳しい仕事、苦悩に満ちた人生が満ち溢れているなんて。 「脱サラ万歳!里山の暮らしだ」と暢気に叫んだ私の近くで、この病名によるお悔やみ…

一千一秒物語その十

舞台や大道具がほぼ固まってきたぞ。小道具も皆で持ち寄ったり、手作りしたりで大忙しの昨日今日。役者じゃない僕も開演期間はガードマンになり、車の誘導をする。半農半ガードマン、ってとこかな。 キリコの帰宅もここ数日は午前さま。今日は17時前には稽古…

恋人の後を追う

若い女性の自死だった。 夫と小さな子がいるのにも関わらず、他の男性を好きになった女性は、自分の命を絶つことによってどんなメッセージを関係者に送りたかったのだろうか。 男性を選ぶ事が出来ず、家庭に落ち着いたかのように見えていても苦しい日々であ…

ネズミサイズの遺体

父親が両手に包み込むように、小さなケースを抱いて斎場にきた。妊娠数ヶ月ほどの遺体は、子ネズミほどの大きさでしかなかった。母親はまだ病院のベッドのなか、流産である。 火葬時間は20分ほど。遺骨はあるだろうか。ほとんど燃え尽きたり、吹き上げられ…

一千一秒物語その九

舞台から転落したケムオカの様子はご心配なく、レントゲン異常もなく腫れも引き気味で本人いたって元気だ。 四匹のネコを演じる子供達がお叱りを受けた。動作が先行し、感情が抜けていると。「気持ちを入れたら形もついてくるよ。手先にネコを感じられない」…

氷点下に耐える野菜達

今日は氷点下1℃。この冬一番の寒さになった。野菜達が霜柱をおったてている。写真は博多かつおな。博多では正月のお雑煮の材料として人気がある。 このまま朝陽をまともに受ければ、ショックを起こし細胞破壊になる。太陽よ!柔らかい陽射しで徐々に霜を水…

エンドウの発芽

10月末に蒔いたエンドウが発芽しました。 絹さやとグリーンピースの2種類です。春に花がたくさん咲いてくれることをお願いしながら去年のにがい思いを反省しました。 耐寒性がある、つまり寒さに一番強い時期は本葉が2〜3枚の頃、幼少の頃が強く、大きくなる…

一千一秒物語その八

ケムオカ危機一髪。 華々しく出て来いー。ダダダーッと出てきた、三回転した、ケムオカが舞台下に落ちた。 キリコから「何してんの」と呼ばれて登場するケムオカのシーンで事件が起きたのである。歩幅を広く取りすぎ、しかもライトが目に入り落ちてしまった…

終の棲家探し№Ten

一つの土地で一年間かけた交渉が没になったとたん海を見たくなった。これまで草原や山林を見て歩くこと360日。場所が良くても持ち主の条件とマッチせず、条件が良くても場所を見てガックリ。これだけの経験をすれば、阿蘇の土地探しや道案内のボランティアが…

自家製堆肥

生ごみ堆肥と落ち葉堆肥(写真省略)です。 生ごみ堆肥は生ごみ、嫌気性微生物、米ぬか、土などでサンドイッチ。写真の白い部分が発酵しています。落ち葉堆肥は落ち葉、米ぬか、鶏ふん、おから、好気性微生物、土などが材料です。 生ごみは我が家の分だけ。…

一千一秒物語その7

大道具、小道具や衣装も揃いつつあるけど、作業は遅々と進まないよ。スタッフも仕事もちのため準備作業に時間がかかってる様子です。 皆から「可愛くなったヤン」と言われた車掌のマグネシア。芸の為髪を切ったのは二人だけど、芸の為なら髪まで切っちゃう根…

畑は最低2℃

月暦(旧暦) 今日は十五夜。でも曇り残念です。 サラリーマン時代は「月がとっても青いから遠回りして帰ろう〜」千鳥足で歌いながら帰ったものです。この”青い”正しくはどんな色なんだろう。 俗説では、緑色で大いに寒いとか青色でよく晴れてるとかありそう…

終の棲家探し№Nine

住んでわかる事 別荘風の家に一度住んだことがある。 そこでの教訓は、風呂を沸かす灯油や重油の機器の故障、そのパイプのトラブルなどがあった時、それを解決してくれる業者がいないということである。 建築業者や設備関係の業者は多い。一方で廃業も多い。…

都会と田舎の違いはたくさんあるが、これだけは都会並がいいと思った事は電波と活字。電波は携帯、ラジオ。活字は新聞、図書館、本屋。 携帯はドコモ以外電波状態が悪く、不通になるところもある。良すぎてビックリは久住山に登ったとき携帯が鳴るではないか…

陽水

冬晴れの暖かい今日。こんな日を小春日和というんだな、と考えながら「歳時記」を見ると陰暦10月を小春という。今日11月14日は陰暦の10月13日だからそうなんだ。 「小春おばさんに会いに行くよ」と井上陽水が歌っているが、70年代に「氷の世界」を陽水がリリ…

終の棲家探し№Eight

前回の続き。「阿蘇カルデラツーリズム推進特区」はほとんど役に立たない代物である。 大分県の農家民泊の規制緩和はそれなりに進んでいるが、熊本県のそれは火災報知や誘導灯の設置など消防法の緩和だけ。旅館業法や食品衛生法は一般の宿泊所と同じ。 一応…

野菜の冬眠床

来年の4月まで保存のため里芋の種芋を冬眠させるもみがら床です。これからもっともみがらで覆い、寒がらないようにします。 大根や人参もここに仮寝させるか葉をカットして畑にそのまま保存するか、どちらかの方法を取ります。 土の中は暖かい。もみがらや新…

一千一秒物語その六

舞台上での稽古にはいり、次は効果音を流しての稽古である。 本番まじかになるとハイテンションになる。脳味噌は煮えたぎり声は”空セリフ”となりパクパク状態。「待ってくれ」。頭を抱えてしまう。 台詞が出てこないときは、台本係りから合いの手が入るが汗…

この風景は母のおなかからみたような気がする

朝8時「もや」がかりの里山です。今朝の最低気温は2℃でした。昨夜は風が凪いだ星空でしたから3℃以下なら霜が降りるな、と思っていたら案の定真っ白。晴れの風無しで夜に地温が奪われた結果、放射冷却現象を起こし低温に、それが霜を呼ぶと聞いていたがソ…