ホタルとキャンドルナイト

癒しの地

  • 何と!!癒しの地にホタルが

満願寺農園での畑作業に続いて新しい癒しの地での大豆蒔き。
今日は働いたな、朝7時から夜8時まで、勿論こんなの初めてですよ、疲れたもう帰ろう、と思ったとたん目の前をホタルが私を誘う。現在時間は20時20分。
「わあ〜〜!!蛍だ。見て見て!!」例のごとく素っ頓狂な”魔女キリコ”の声が響く。
癒しの地から誘われて周りの水田に行くとホタルが10匹〜20匹と、乱舞とまではいかないが暗闇に光が飛翔する様は心躍る風景を演出している。
来年の夏は新しい家からこの”蛍の子たち”と再会できるのかな、嬉しい。

夏至冬至と、この日には電気を消して「キャンドルナイトにしよう」と環境NGO「大地を守る会」など数団体が呼びかけている。
外国から始まり日本でも環境省自治体に賛同団体が広がり、昨年は予測だろうが664万人が参加したと言う。
夜8時から10時まで自主停電してロウソクの明かりで過ごす。いろいろな思いが湧きあがるだろうし、ただ明かりを見つめるかもしれない、その場は一人だろうか、二人なのか。電力会社の提供する明かりの元では人間のすることはパターン化されているが、ロウソクか焚き火の明かりの元で過ごす時間は百人百様になるだろう。
田舎はすでに真っ暗闇。カエルの鳴き声しか聞こえないし、明かりは蛍の光。しかし、遠くには人家の灯、人の気配が無くても赤々と光るのは電気の明かり。

明日は、私は蛍の光と焚き火で果てしなく広がる暗闇の中に神秘の世界、魔女ワールドを創ろうと思う。それは「スローライフ」でもない「ロハス」でもない「里山の自然」に浸るために。

【写真は、水田から見た癒しの地、切り出した杉など枝葉を燃やすは魔女キリコ】