自然に敏感になった

コンクリート排気ガスに全身が覆われていた大阪時代は、こんなにも自然を肌で感じることは無かったが、最近豪雨が多すぎると思うし、気象現象・天候には反応してしまう。

  • 畑の様子

どうしても心配なので畑に行った。
ブロッコリーの茎が腐っていた。ジャガイモ畑が水浸し、これが里芋ならいいのだが、堀あげが遅すぎた。下仁田ネギは土が洗われて剥き出し、これでは白い部分が緑化してしまう。
雨の中、高温多湿の日光不足は人間以上に野菜達も大変だ。ひょろひょろ伸びて私みたいな痩せた姿になってしまいそう。糖分蓄積もままならない。

  • 生活圏の思考能力

都会では、どこかで豪雨でもよそ事でしかなかったし、どんなに降っても革靴での出勤だった。長靴は子どもが履くものだった。
井上陽水も歌っている「傘がない〜〜、行かなくちゃ〜〜」。政治的活動や社会的事件、災害をテレビが映し出していても私の関心は、昨日約束したことの実現。
田舎で自然の中で暮して大阪時代とのこの落差に言葉がない。
一般的に言っても、自分の周りのことしか考えられない傾向がますます強くなってきている今日だと思う。受験戦争から逃れたいと放火や尊属殺人の増加は想像力欠如の典型ではなかろうか。家庭と学校と塾のラインでしか思考できない子供達が増えている。
大江健三郎氏の嘆きが聞こえてきそうだ。

  • 破滅的大災害

ドイツの保険会社がまとめるところでは、60年代と最近10年間の災害を比べると件数で2.3倍、被害額が7倍になっている。地震津波も含む災害だが、気象関係の伸びが顕著らしい。
地球温暖化で海面からの水蒸気が原因と言う説もある。