山菜と合唱団

  • 柔らかい春の恵み

春の木もれび庵は山菜料理です。都市部ではぜいたくな食べ物ですが、某旅館では山菜天ぷらが一皿800円と聴き、驚きました。
写真で示しているのは次の料理です。
・ワラビと芽かぶの梅酢醤油和え
・ハリギリの天ぷら
・原木しいたけとヒジキの掻き揚げ
野草は、灰汁が強くてそのえぐみを和らげるために天ぷら(人間を誘惑する油脂類)が最も適しているのでしょう。えぐみと油脂のコラボです。【木もれび庵 たゆたゆでのマクロビオティック料理の油は菜種油の一番搾りを使用】
「木もれび庵 たゆたゆ」が提供する山菜メニューの野草には次のようなものがあります。
蕨、蕗、蕗の薹、つわぶき、たねつけばな、山椒、ナルコユリ、カマミツバ、ぎぼうし、独活、スミレ、ハハコグサ、クローバー、ユキノシタヨモギ、セリ、クレソン、野蒜、浅葱、ノカンゾウ、カキオドシ、山藤、オオバコ、レンゲ、アケビの芽、花いかだ、ウコギ、わさび

  • 新芽

ウコギの仲間で新芽を食べるものがあります。タラノキコシアブラ、ハリギリです。
私はハリギリの味が最高と思います。コシアブラが美味しいと言う人がいますが、タラノキコシアブラは知っていてもハリギリを知らない人は田舎でも多いようです。
タラノキについては糖尿病に効用があるといわれていますし、人工的に栽培もされているため人気があるのでしょう。しかし、野生と栽培のそれを比較してみるとその味には雲泥の差があります。野生の方が濃い味で天ぷらにして持ちが良いようです。《京都錦市場ではいくらで買ってくれるかな。でも京都在住の頃、その市場ではゼンマイと蕨しか見かけなかったな〜?》
タラノキは山に行けば多く見かけるとげがある落葉低木ですが、ハリギリとコシアブラは空を見上げるようにしないと発見しがたい高木です。ハリギリはとげがあり、付け根が赤色のはかまで覆われています。

  • 黒川温泉の合唱団

朝は、僕はまだ寝ているのにウグイスがかまびすしい。。。程です。止む無く起き上がることになります。しかし、それも4月中旬ぐらいまで。3月の初鳴きの頃は、やはり心地よいさえずりの歌声といって良いですよウグイス君。

当庵にまとわりつく小鳥は、シジュウガラにジョウビタキコゲラヒヨドリメジロ、ウグイス。他に名前がわからないのが一〜二羽います。
必ず朝えさを催促に来るのは”ピーコ”のヒヨドリ。巣箱で子作りは”ツーッピーッ”のシジュウガラ。”お腹は始終から鳥”と呼んでいます。”スーキスーキ”と泣くジョウビタキは”片思い鳥”と呼び、”チョットコイ”と鳴くコジュケイは”まねき鳥”と呼んでいます。招いてくれるけど姿は見えず。これらはもちろん「木もれび庵 たゆたゆ」の世界での呼び名です。
琵琶湖のバードウオッチングに出かけなくてもホラッ!!そこにいる。ここでは、ブログ作成中の今も「ピーツピーツ」と鳴き声が聞こえますよ。

  • 山桜

当庵の老木山桜は4月上旬がピークでした。
平地より2週間ほど遅れているようです。