残暑お願い申し上げます

理想の畑は自宅から鍬を担いでいける距離、と言いつつ
ユズボウは朝夕、目の前の畑に足を運んでいた

今、鍬ではなくて、カマを抱えて畑に向かう
なんとも、今年は雨の多い夏だ
それでいて温度が低いので、畑の露地野菜は育ちが悪く、湿気を好む草ばかりがワンサカ伸びている
全く開拓奉仕団かよ、と溜口叩きながらカマを振り下ろし、ばっさばっさと切り倒しながら畑に進む

盆の間、作業してなかったので、ハウスのトマトは伸び放題
下草を刈り、藁を敷き、枝をひっぱりあげ、風通しを良くする
サツマイモはどこに植えたかわからないほどだし、地這いキュウリは埋もれて、メタボ太り
ズッキーニはぜんぜんだめだし、エダマメも、実が入っていない

でも、カボチャは、やっと元気が出てきて、つるを延ばし、草上サーフィンを楽しんでいる
今夏花が咲いても雄花ばかりで、ひとつも雌花がつかない
なんで?と農家の友人に聞いたら、雨が多いときは雌花はつきにくいんだよ、だって
エーっ、知らなかったー、仕方がないなと、周りの草を刈っていたら、

あれっ、こんなところにごろりんと大きなかぼちゃの実があらわれた
よくよく、見てみると伸びていくつるには小さな、丸い実をつけた雌花がついている
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わ〜い、できてるよ〜
畑には草に来る沢山の蜂やハナアブがいるので、人工授粉の必要がない
カボチャは保存も利くし料理にとても重宝する
沢山、自家種をまいたけど、長雨で消えていったのもある
でも、やっと大きくなってきた
ナスも、今頃実をつけ始めた
自家種のピーマン・万願寺唐辛子もやっと成りだした
でも、高い地温を必要とするオクラ・ツルムラサキは背が伸びない
草が繁過ぎるのもあるけれど全般的に梅雨の頃からの温度は低い


毎日、今日も猛暑、熱中症で倒れるとのニュースが流れる
日中の畑作業では汗もだらだらかくけれど、シャワーを浴びればクーラーとは無縁生活
皆さんにはホントに申し訳ないけれど
ここでは夏野菜にはまだまだ暑さがほしいのです