鬼は外〜

今日は節分です
子供の時も子供がいる時も豆まきは楽しい行事でした
父親が鬼の面をかぶり、外から、ガオーッ
”鬼は外〜”わしづかみの大豆を投げつけてました
家の中への”福は内〜”は落花生やキャラメルも入ってました


子供の時は単純に家の中で悪さする鬼を追い出して、
良いことを持ってくる福を呼びこむ行事と思ってました


鬼はなんだろうと考えることもなかったです


大きくなって執着というかたちで
鬼は人の心にすんでいるんだと知りました


自分の心にも潜む鬼に気がついたとき
それはなかなか追い出せないものだとも知りました


            時実新子・有夫恋 より

       
           { ぞんぶんに人を泣かしめ粥うまし }
           こんな鬼になれるのなら、開き直って生きられるのに

           
           { 花踏んで自責いよいよ増すばかり }
           たかだかなプライドが邪魔をする

         
           { 斬っても斬っても女の暗がり }
           でもいつの間にか忍び込み、気がつけば闇の中     
  

    だから、新しい春を迎える為に毎年力いっぱい豆を投げるのです
        
            鬼は〜外〜・福は〜内〜