おひとり様のお茶時間

”たゆたゆ”ではお客様には野草と三年番茶をブレンドしたウェルカムティーをお出ししています
自分でも毎日ポットいっぱいのブレンドティーをわかし、仏様にさし上げてから、頂きます


でも、緑茶を無性に味わいたい時があります
その時に使うおひとり様用の急須です
あっ、ぐい呑みはお客様用です

もう15年前になるでしょうか
大阪万博公園でのフリーマーケットで見つけました
急須は初めて見る形で注ぎ手がありません
蓋の真ん中を人差し指で押さえて注ぐようです
ぐい呑みはみな違ってました

洋服やバックを出していた女性の前にちょこんと並べてありました
なんで若い女性がと思い聞いてみると、亡くなった祖母の家の片付けで出てきたものだけど、自分は使わないからと

まとめて買うと言ったら、全部で1000円でいいですか、と
いいです、いいです、一目惚れだもの、安いですよ〜


おっちょこちょいの私は何度か蓋をおっことして割りましたが、その都度ユズボウが修理してくれました
割った時に気づいたのですが、蓋の裏に印があります

工房名?それとも作者名?
むむ、もしかして、これお宝もの?
まあ、そんな事よりこれとっても手になじむのです
使えば使うほど、愛着が湧いてきます

あんまり熱いと持てないので、少し低めの温度で入れるお茶用なのでしょうが、そこそこので味わってます


これは昔、両親へのお土産に買った一対の笠間焼の湯飲み茶碗です
父も亡くなり母も使えなくなったので貰って来ました

夜の長い今からの、おひとり様のお茶時間には
この茶碗と急須がお相伴します