わん・キリトーク、犬と歩けば?

”ウーワワン・ワン!

お前、毎日ここを散歩してるようだけど、ここはおいらの縄張りだぞー”
”ウワワワワ・ウワァオ〜ン、そうよ、ここは私らの縄張りなのよ”

”・・・ママー・あの兄さんとおばさん怖いよ〜”[f]
「あんた、若いオトコでしょ!ビビっててどうすんの!」

”あんたら、うちの若いもんに、イチャモンつけようってんのかい?”!
”ウーッワン!おばはんに用はないわい、引っ込んでろ”
”そうよ、ババア!あんた、子供うんだことないでしょ、私ちゃんとおっぱい使ってんだから”

”・・・悔しい”

”ママー・女同士の戦いみたいだよ、子供うんだの産まないだの、そんなんで勝負してるよ”
]

「うるさい!女はつまらんことで自慢するもんよ
それより、あんたがハナ守らんでどうするの、はよ牙剥きなさいよ!」
”だってー、僕争いごと嫌いだもん
「なにっ!じゃ、飯どきのあの血走った振る舞いはなんなのよ!」
”あれはあれ、これはこれ、・・・汝の敵を愛せよでしょ?”

「ばーか、そいじゃ、番犬にはならんでしょ、全く!
ハナ!負けるなよ!」

”さあ、こっちには強力な助っ人がいるんだから、かかってくるなら、かかって来なさいよ!

あれっ?そっちのおっぱいババア
あんた、この前捨てられてて、お宅で飼ってもらえませんかと連れられてきたでしょ。
キリコさんが無理ですと断ったら、寂しそうな顔してたけど
ここで、預かってもらったんか?
そいじゃ恩義有るわね〜、小さい体で番犬役、あんたも大変やね!

オイ、コラッ、そっちの若けーの!年がら年中吠えてるんじゃねえよ!
それも、年上に向かってなんだい礼儀知らず。
だから、犬畜生なんて呼ばれるんだよ、も少し賢くなんなよ”

”ワ・ワワン、ワン!ウワワワ・ワァオーン!うるせー、ババアども”

「むむむ!???ババアども、ども?  黙ってればいい気になりやがって!
おいオメエら、ワテをナメてんのか〜!!!
ここは公道じゃ、誰が通ろうとオメエらが文句言うのは筋違いじゃろ!
いつまでも吠ざくな、なんなら保健所よんだろか〜、ええ、呼んだろかあ〜」

”わわわ、ママが怒ったー、怖いで〜怖いで〜
僕知〜らないっ!