思い立ったが吉日の旅・阿智神社と倉敷美観地区

旅行中、お日様の顔を拝んだのは29日だけでした
早めの朝食を取り、阿智神社へご挨拶に伺いました

ここは応神朝に朝鮮半島より渡ってきた漢の霊帝の曾孫、阿知使主(あちのおみ)一族が吉備国の繁栄の礎を築き、当時、島(内亀島)であったこの鶴形山に神々の天降られる斎庭として、日本最古の蓬莱様式の古代庭園を造ったと伝えられています

そして、神功皇后がこの付近を航行の折、嵐に遭い祈願されたところ、三振の剣が天空より明るく輝いてこの山に天下ったため、「明剣宮」として、宗像三女神をお祀りしたともされています。
その神様に見守られている倉敷美観地区なのですね

お参りしてから再びの、そぞろ歩き
そして、昨日入らなかった工芸・東洋館を見学しましたが、外に出るとあつ〜い

昨日、兄ちゃんが「船乗ってもいいですよ」と何度も言ってくれたのだけど、時間がもったいないと思って乗らなかったのです
でも今日はさすがに暑く、涼みがてらに乗りました
ゆったりとした流れに乗って、気持ちもたゆたゆ!
かって、紡績が盛んな頃、原糸などを荷揚げした場所に緑陰になるよう植裁されたセンダンの木が川面にも大きく枝を広げています            
観光案内所の前には一枚岩の花崗岩で出来たアーチ型の中橋、大原美術館の前には児島虎次郎がデザインした龍のモチーフの描かれた今橋がかかっています
ここの龍の足の爪は5本
実は龍の足の指(爪)にはきまりがあって、皇帝だけが装飾に5本爪に、寺院などでは4本爪、一般では3本爪というふうに決められているそうです
で、何故ここのが5本でもいいのか?
実は今橋は大正15年、昭和天皇(当時は皇太子)をお迎えするために、約1カ月間の突貫工事で改修されたものなのです。
ですから、天皇が渡る特別な橋なので龍の爪も5本なのだそうです。
ちなみに元の今橋は現在の高砂橋として使われています
そして、安政三年創業の岡山きびだんご廣榮堂がすぐ側にあります
おみやげに”むかし吉備団子”買いました!

さて、橋の右手には、天皇がお泊りになった大原邸(非公開)その隣には有隣荘があります(これは兄ちゃんと歩いた裏手の方)

緑色の瓦にオレンジ色の壁の建物。 これは、大原孫三郎が妻のために建てた別邸で、緑色の瓦から「緑御殿」とも呼ばれていますが、 特別公開日以外は見学は外観のみです。
ここもいつか、訪ねてみたいです