今夜は十七夜


「昨夜は十六夜スーパームーンだったそうだが、残念ながら曇りで見えなかったようだね」


「そのようですね、でも、私たちは、今夜の立待ち月様にご挨拶できそうですよ」
                        


「未だかな?」


「あっ、立待ち月様、こんばんわ〜お初にお目にかかります

今夜も雲が多いですね〜
でも周りが滲んで綺麗ですよ


「ありがとう、まあ、あなた達、お似合いのカップルですね〜

「いやいや、そんな」
「あら、照れてらっしゃるの、頬がピンクで・・・うふふ、可愛い〜」





「・・・いえいえ、お月様がおいでになる間が長かったので、ちびりちびりと・・・」

今朝はこんなだったのですよ
    おやおや・・二日酔いには気をつけてね〜」



「うぃ〜、今夜もお月さんは隠れてんかい」

「あらあら、おじいちゃん、酔っぱらっちゃって・・・すみません、昨日から、ずっとお会いできるのを待ってたんです」



お月さん?   てやんでぃ、兎踊りでも踊れっていうんかい! (あぁあ〜又、悪酔いしてる〜)