夜が明けて

あぁあ、ほろ酔い女はいい匂いがするな〜

ねえねえ、いいかい? もう ちょっとだけ、ちょっとだけ




あんた〜! 隠れてないで出てきなさいよ、
昨夜、ちょいとお月さんの顔見に行ってくるって出ていったきり帰ってこないんだから、全く
今度という今度は許さないからね



やべえ、こんな時はさっさとトンズラするに限る・・・んじゃ又な〜
               
                               



ちょいとあんた、人の亭主に色目使うな!


あら私、特に色目など使っておりませんわ、これは色香!自然とにじみ出るものですのよ
でも、これが罪作りなのかもしれませんわね〜おっほほほ






・・・昨夜酔っ払ってる俺んとこに、秋の夜は寂しいわと忍び込んで来て・・・据え膳食わぬは男の恥、と・・・
自分のことは棚に上げて・・・女は怖ぇえ〜、ふぅ〜それにしても疲れた




???げっ、おとっつあんもかい!
                       げんなり  








・・・全く、こんな話思いつくなんて・・・おっ母はどんな人生歩んできたんだい