激論する評論家たち

火葬が終わり收骨室で白骨と対面した遺族は、評論家に突如変身する。
拾った言葉の数々。「骨がぼろぼろになっとる、骨粗しょう症と違うか」「胸が悪かったんで胸の骨の色がかわっとるだろ。他と違うな」「頭蓋骨の色白かナッ、この人は頭良かったんじゃろ」「足の骨黒かッ、こりゃ悪かったんバイ。足引きずっとったもんなアーッ」「ワッ、骨がきれい、いい人の骨はやっぱきれい」「骨が所々黄色にナッとるが、やっぱしここが病気バイ」
收骨する人には会話はさすが少ないが、周りの人は余裕があるのだろう言葉が口から出やすい。
評論家の諸氏に言っとくけど、あなた達が言っていることはほとんど間違いですよ。気持ちはとてもわかるけど、正しく修正するとこうなんです、耳かして、、、、、。