コダワリの蕎麦屋で

子供作成の雪だるま

子供作成の雪だるまを横目に見て、魔女がお手伝いする黒川温泉のこだわり蕎麦屋さんでの一つの風景ばなしです。
12月はやはり師走というか、みんな忙しいからお客さんも少ない。先週は大雪のせいもあるだろうが、ほとんど暇とマスターも嘆く事頻繁であった。この連休もちらほらのお客さん。
今日の一組め、孫からお年寄りまで大家族のお客さん達が来た。温泉を楽しんでからの蕎麦三昧で「美味か、美味か」と言いながら、「休みだから来たんです、これから菊池まで帰ります」。菊池渓谷周辺道路は凍結じゃないんだろうか、お気をつけて。
二番目のお客さんはお爺さん1人。「久住山の牧の戸峠に樹氷を見に来たけどダメだった」「年寄りの癖に酔狂な、と言われながら寒い中、きたんです」と笑いながら自虐ねた風に言っていた。福岡のお爺さんだった。年寄りのドライブ、これから増える時代なんだ!
その後、他数名のお客さんが食べた蕎麦は、「寒か寒かばい」とどかっと座るやホットな地鶏蕎麦をフーッフッと口いっぱいにほおばりながら食べていた。額に汗かきながら。陰の声:君達赤いゆず胡椒かけすぎとちゃうか。
夕方、店を閉めてサア、帰ろうかと車のドアを開けようとしたら開かない?凍ってる。そういえば、お手洗いの水道も凍ってしまっていた。チョロチョロ流していたが、お客さんが閉めたらしい。
瀬の本高原から黒川温泉にかけて低温がきつい。瀬の本は絶対チェーンが必要なんだ。それから下って黒川へ、まだ下るとチェーンを外していいんですよ。