1995年1月17日午前5:46分

仏説摩訶般若波羅蜜多心経
ガテー ガテー パーラガテー パーラサンガテー ボーディスーバーハー 
11年前に神戸淡路大震災が起こってしまった。
死者6,433人負傷者43,792人、家屋の倒壊による圧迫や窒息が原因の多くを占める。
私が住んでいた京都は震度5、朝の6時前にドーンとベットが身体と一緒に上下に揺れた。しばらくその感触を全身で受け止めていた。というのも立ち上がれないのだから身をゆだねるしかない。でもそれも時間にしたら数秒だったと思う。飛び起きて外に出た。
テレビでは、神戸が燃えていた。
当時勤めていた銀行の社員は勤務地ではなく、近くの支店に出勤して顧客に対応した者も多かった。

  • 歴史を繰り返させてはいけない

2005年〜2006年にかけた今冬の雪災害は死者100名を超え、20年ぶりの大災害といわれている。そして、昨年の忘れてならないJR宝塚線脱線事故、死者107人を出したこの事故は、経営側の利潤追求と社員への教育システムに起因していないだろうか。
神戸の震災の10年前には、1985年の夏に日航機が御巣鷹山に墜落し、520余の死者を出した。
10年、20年サイクルとはいわないが、事故は忘れ去った浮かれ気分の頃起きている。
決して忘れてはいけない、この思いは伝えていかなければならない、そして過ちを繰り返してはいけないと全身で訴えたい。