啓蟄、春一番、アカデミー賞

関東で五日、「春一番」が吹いたようだ。
九州はいつだったのだろう。2月の13日頃は暖かく、風が強い日もあったのだが。例年は2月中旬から3月初めにあるようだ。
先週はなごり雪があったから、もう「春一番」より薫風に誘われたいな〜。

二十四節気の「啓蟄」は今日から。
”すごもりの虫戸を啓く”は3月20日春分の日前日までをいう。
地中にじっと冬眠していた虫たち、蛇や蛙、蟻たちも”もぞもぞと土の戸を啓いてくる”つまり、顔を出してきょろきょろする。
しかし、数日前に堆肥をひっくり返していたら何かが動いた。茶色っぽいが白っぽくもある。又動く。よく見たら蛙くんだった。約束が違うよ、まだ「啓蟄」じゃないぞ、と言ってやったが。
去年は蛇が出てきたし、カブトムシなどの幼虫はしょっちゅう堆肥の中で安眠状態だから、僕が強制的に「啓蟄」を現出させているのかもしれない。
          地虫出て神を畏るることもなし《下村非文・作》

今朝、第78回アカデミー賞の授賞式がハリウッドであった。生はWOWOWだけだから見ることができなかったが、作品賞は「クラッシュ」が獲得とのこと。
下馬評が良かったカウボーイの同性愛を描いた何とかという作品はもれたようだ。
ここの選考委員は”同性愛”は”好かん”らしい。
でも「クラッシュ」は是非見てみたい。健全なアメリカ社会が生んだいい作品だと思うので。