最も身近な親友を失った

小学校から今日まで”真友”だった島田澄夫君が3月6日、過去の人となってしまった。
中国でデザイン関係の事業を長年おこなっていたが、2月中旬に急に具合が悪くなり帰国して入院した。しかし、入院も約三週間だった。急逝である。
帰国前にメールがあった。
「このメールをするのも痛くて辛い。・・・・・・2月11日に帰国するので久しぶりに会おう」
「仕事が忙しいので長く日本に居れないけど、3月15日都合がいいのならそれまで日本にいる。15日、会えるのを楽しみにしているから」
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3月に入った頃から頭の中に巣を作ったように離れない嫌な感想があった。
”このまま死んでしまうのでは”
”会えないかもしれない”
3月7日、今日電話してみよう、と思ったときに突然の電話。
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別れたくなくても別れなければならない時もあるのはわかる。
しかし、この別れには到底納得できない。ともに笑い、泣き、喜び悲しんだ親友を失うことは、私にとって最大の悲劇である。
心の友はいらない、息がかかる言葉で交し合える友だけでいい。
これからも同じ時間を過ごしたであろう”もう一人の自分”を失った。