世間の桜は満開、畑はまだつぼみだが農作業は急ピッチ

今春は昨年より心もち暖かい、ウグイスの鳴き方も「アッホーケ」からすでに"達人"なみの「ホーケキョ」になった。
ウグイスのさえずりが脳に心地よい、作業が軽やかになる。
土にクワを入れるとカエルがふらついて出てくる。
”まだ寒いぞ、あっちで寝るんだ”

  • 満願寺農園は世間より一歩遅れてる               

農園周辺の桜はつぼみだが梅は満開、桃は咲きつつある。
桃の開花期はカボチャやキウリなどうり類の種まき時期になる。しかし、標高600mにある農園ではまだ早そうだ。
この時期は農作業も忙しい。
「彼岸明け」の今日ネギを蒔いた。ネギは、「彼岸」を二度越すとトウ立ちするようだから「春の彼岸」が明けてから蒔くと、「秋の彼岸」だけを越すことになりトウ立ちしないという。
悟りの境地に至ろうという「彼岸」。
仏教は西方に浄土あると教える、春分の日(彼岸の中日)は太陽が真西に沈むので浄土に一番近いのだろう、この時期に墓参りなどで先祖を供養する。
ネギは「彼岸」を二度経験して子孫にバトンタッチする、西方浄土を嫌っているようです。

  • 畑の仲間たち

今日種を蒔いた野菜たちは、はつか大根にほうれん草、コマツナなど。
すでに畑で生活している野菜は、冬越したちがエンドウ、高菜、玉葱、人参、ニラ、ニンニク。
3月に仲間入りがジャガイモとべんり菜。
ジャガイモは、夏には生育が止まるので早く種芋を植えた。4月の遅霜にあえばやられる、注意しないといけない。
水俣のサラダ玉葱「さらたまちゃん」は世間に出ているが、ここらのはまだ小さい。
寒がり屋たち、トマトはまだポットの中で寝ているし、レタスやキャベツやブロッコリーは苗箱で芽を出して家の中で私と同居。

  • 忘れてはいけません、野草もたくさん。

春は野草が栄養価満点です。
今、自然界で一番元気なのは野草。だから私は野草を食べる。
堆肥少なく耕さず、農薬無し栽培では野菜も小粒で少量、規格外になるから野草にも手が出てしまいます、が本音かな。