満願寺農園

誰かが宴会している

とうもろこしとキュウリが食べられていた。アナグマだ。人によっては「あれは狸だ」「いやムジナです」とも言っている。 とうもろこしはスィートコーンしか食べなくて、甘くないのは食べないらしい。でもキュウリを食べたのはカラスかもしれない。60センチ…

激しい雨はトマトを水浸しに

今日は昨日から梅雨末期のような激しい雨。 水分の苦手なトマトを育てるのは「雨除けビニールハウス」の中だが、雨が降り込み迫った水でトマトの根元はヒタヒタ。雨の中を急いでバケツで汲み出した。そして、雨が降り込まないように裾を閉めた。 トマトは、…

またまた失敗

いまだ失敗が続きます。 トラクターを動かしていた。エンジンもすぐかかったし今日は調子良いな、言うこと聞いてくれるようだ。ところが突然止まった。タイヤがズブズブ、沈んでいく、しまった。あわてて一歩踏み出したら足が抜けない、ひざ近くまでヌルッ。…

野菜たちの花ー種取物語 

九州など暖地では年末に播種して苗で冬を越し、春に花が咲くエンドウ。しかし、寒地は春に種蒔くので花が咲くのも遅れる。今では冬にも店頭に並ぶエンドウだが、これは産地が鹿児島か太平洋側の人工的に気温を演出した農法で栽培・収穫したものだろう。 この…

ここ数日の出荷は季節を食べてもらう野草が多い

野菜野草たち 写真上段の左から1、自生アサツキ2、ヨモギ3、ノビル4、ほうれん草、中段左から5、フダンソウ6、春菊7、山ミツバ、下段左から8、ミニキャベツ9、イタリアンパセリとクレソン10、小松菜の花芽 アサツキは根っこのところにラッキョウ…

ほうれん草の話

雑草といっしょに育つほうれん草を比較してみると、まず見た目が違う。 過保護のほうれん草 ビニールハウスの中で育ったほうれん草は、図体は大きいが食べると味が薄いし、本来の濃さを感じない。 多くの農家は、ビニールハウスで栽培して寒さに当てる意味の…

野草オンリーのマクロビ風たゆたゆ料理

木漏れび庵「たゆたゆ」に初のお客さん 夕食は、農園「ナ・ティーボ」や満願寺農園で採れた春の野草、芽吹きオンリーの”たゆたゆ料理”にした。 「ふきのとう」「やぶかんぞう」「みつば」「よめな」「のびる」「なずな(ぺんぺん草)」「クレソン」「はこべ…

野菜に霜柱

今日は最低気温がマイナス7度ぐらい。 一面真っ白の畑で焚き火だ。 キャベツやネギは全身に霜柱、凍っていた。この野菜達は零度以下でも頑張るが、成長はできないのでキャベツが巻かないまま寒さに突入すると普通の葉物になってしまう?申し訳ない。 朝、畑…

冬の畑仕事は堆肥作り

毎日晴れの日は落ち葉拾いをしている。 畑の近くや小田温泉まで出張しての落ち葉拾いだから、よその人が見たら「道路をきれいにご苦労さん」になるかもしれない。農家の人にも言われてしまった。「あんた達何しとんなさる」「昔は山でトラックに積んだけど今…

失敗か?大根糠漬け

なかなか水が上がってこないので何故だろうと思案橋ブルース! 漬物用に育てたダイコン「宮重」を試しに6本漬けてみた。乾燥期間は十日間ぐらいに予定したが、二つぐらいに曲がるまで乾燥しないし、晴れも少ない。寒風が一番いいと聞いたけど、それもない。 …

珪藻土塗りWSは1月13日

すっかり裸になったくぬぎ山 新築中の家を取り巻くくぬぎ山は葉が落ちてしまい裸になってしまった。夏は葉が生い茂りうっそうとなる景色とは雲泥の差だ。植物達も冬はスリムになり低温や寒風から自身を守るが、夏は太陽をいっぱい浴びようと精一杯手を広げる…

地獄の穴倉とは

地獄室は越冬の為の安眠室。 里芋とさつま芋の寝室が四つある。1メートルほど掘った穴にワラとモミガラを幾重にも重ねて作ると零下の気温でも暖かいのだろう芋達は安らかに夢を見る。 暖かいので時折ヘビも寝ているが知らん振りすればお友達になれるので心配…

皆さん遊びに気てくださ〜い

建築中建物のワークショップ 参加者募集中です!!!! 11月24日〜26日 外壁の杉板を塗装します。12月初めに変更になりました 防腐防カビ防虫のため無公害塗料を素人でもできるものを塗ります。 1月13日〜14日(予定) 内壁に珪藻土を塗ります。 全国からご…

棟上式と快晴と霜の畑

【安穏な時が漂う空間】の具現化その七 とうとうきた 今日は棟上。 とうとうここまで来たな!骨組みができたのを見て新たな気持ちになった。 朝8時に6名の大工さんたちと顔合わせ。お酒とイリコとお塩で清め、加工所で加工された柱を組み立てていった。 昼の…

豆達のおかげでまめまめしく大忙し

最低気温は東北地方並み 今日は10・21、雨なしの快晴が続く。 9月19日から今日まで数粒の雨が落ちてきたのは10月1日と5日、6日のみ。これが別の季節だったら野菜達は悲鳴をあげていただろう。夜の冷え込みと露のおかげさんです元気でいられる野菜くん。秋は一…

里の秋は舌に心に喜びを与えてくれます

【地中から掘りあげたコンニャクイモとその茎葉】 7センチぐらいの大きさ。遅くなれば茎葉が消えてしまい、どこに植えてあったのか判らなくなる。さあ!美味しいコンニャクを作ろうぜ。 【刺なし栗】 こんな栗があったとは? 栗本来の存在価値がなくなってい…

赤ちゃんヘビ

大根も大きくなってきた。 秋は野菜達にとって最適な日々をもたらしてくれる。カブや人参の発芽、ほうれん草や小松菜や春菊やチンゲンサイやタアサイやべんり菜やつまみ菜、レタスなど葉物もよく育つ。キャベツブロッコリー達早く大きくなってくれ。白菜も元…

畑は満席状態、鈴なり夏野菜と出産ラッシュの秋野菜

『秋雨や肌にこたえる野菜達』詠み人・ゆずぼう 9月に入って太陽を拝めた日は二日だけ。満願寺農園の野菜達も氷雨まで行かなくてもこの秋霖を浴びつづけて根元に近い体の部分が黒く溶けはじめている。 【写真は満願寺農園のタラの花をとおして見る雨に煙る…

つる無しのツルムラサキを食べてもっと働こう??

8月15日のブログに書いたツルムラサキが、いまだツルがでない。 調べてみると何と二種類ある。 名前が”ツル”と”ムラサキ”だからツル有りの紫色と思いがちだが、一つは、紫色したツルが伸びるが葉は緑色。二つめは、ツルなしの長い首(茎)を持つ緑色の葉…

トウモロコシと仲良くする花豆

トウモロコシにからむ花豆、仲が良いようだ。正月などお祝いごとの煮豆として活躍する花豆。 ツルがのびる豆類などを育てる時は、支柱を立てるのが大変。豆類のさやえんどうに実エンドウやインゲン類、キュウリなど、”つる無し”もあるがそれは育てる時期が違…

真夏のサンサンを浴びる夏野菜

夏から秋にかけて疲れた身体に生気を与えてくれる野菜がある。たくさん食べて元気になろう。まだみんな小さいが早く大きくなれ。 モロヘイヤ エジプト生まれ、名はアラビア語で「王様の野菜」という。カロテン含有量は野菜のトップクラス。今はまだ若いが、…

ナスの花と活力剤

ナスの花が咲いているが、草勢が弱いのだろうか花弁が小さいような気がする。雌しべも小さいのが多いようだ。天候不順のため、苗の生育が不十分だった影響がここに出ているのかもしれない。 「ナスは水でつくれ」といわれているほど水管理は重要。しかし、豪…

ミョウガと小麦たたき

ミョウガがやっと食べられるほどに成長した。夏は冷やっこに相性がいい。春には美味しい美味しいと茎を食べる人もいるが、わたくしは地中から少しのぞいた新芽が好きだ。 写真はもぐらたたきのツールではない これは大豆用の脱穀道具。小麦が少しあったので…

アマテラスオホミカミ

太陽が恥ずかしげにチラリチラリとのぞいてる。7月16日以来の登場だから、その恥ずかしげな気持ちは十分理解できる。(24日昼現在) たぶん梅雨は明けた 私的には梅雨が明けた、のです。【写真:長雨で野菜達より大きい草達】 これから雨が降っても今ま…

激雨・畑・満願寺温泉・反省そして明日を

長野の皆さん、全国の災害に遭われた皆さん、お見舞い申し上げます。 2003年7月20日の熊本・水俣の死者20名余りを奪った土石流災害を思い出します。ボランティアとして、現地で畳をはがして水分を含んだ重たい土を運び出した家のほとんどは、お年よ…

カボチャの受粉

久しぶりの快晴に農園の野菜家族「草菜果族」大満足かな!? カボチャ畑では蜂もぶんぶん大きく弧を描き、羽音もはっきりわかるほどです。 この羽音を聞きながら、心うきうきは私ばかりでなくカボチャ君もそうですよ、絶対に。 受粉させてくれるから、子孫を…

今日の畑は楽しかった、どうしてだろう

一週間ぶりの晴れ間、野菜たちは喜んでいるだろう。 ー あのじめじめした根元から湧き上がる湿気は嫌だな!!うちの旦那さんは密植して育てるし、草と同居させるし、せめてコンパニオンさんを近くに寄せてくれたらいいのにな〜〜!! ー 昨日までそんなこと…

ズッキーニの雄と雌

朝6時ごろの畑では花が大きく開いてる。 遅くなるとしぼんでしまうので、農家出勤タイムでの今年初の畑行きになった。 左が♀、右が♂すぐわかる。仲良く引っ付いているから自家受粉は容易だろうと思うが、寒かったり曇っていたりでは虫も活発に飛び回らない…

畑もにぎやかになってきた

畑が毎日とても忙しい。自然農はスローどころではない。 現在の仮住まいの場所から、軽トラで10分もかからない場所の山の中腹に畑はあるが、毎日2往復している。 冬以外は平均して朝9時ごろ畑に行き、13時ごろ昼食に帰る。(農家の人に笑われる『6時に…

ジャガイモの花は何を語る

満願寺農園のジャガイモも花をみせている。 ジャガイモのルーツ 原産地は南米チリのアンデス高原。南緯20度前後、海抜2、000メートルの高地だが赤道に近く太陽が強烈。日本のジャガイモ産地北海道は北緯40度前後、つまり昼間の温度と夜の温度の差が…