つれづれなるままに道中記〜東京〜穂高〜鬼無里

大久保の茶屋

【三日目】長野から戸隠へ

  • レンタカーで戸隠へ

JR信越本線長野駅から白馬方向の山奥へ、レンタカーで山をかき分け40分、戸隠(とがくし)に着いた。

  • 戸隠とは

「岩戸開き」神話に由来する修験道の戸隠。
近畿・伊賀甲賀の忍者、そして信州・戸隠忍者が走り回ったとの伝説がある戸隠。「役の行者」や「サンガ」(仏教集団)も飛び回っていたことは想像に難くない。政治を闇で操る集団はこの時代に生き、ある説によると今日も姿を変えて生き続けていると言う。甲賀伊賀地方は盆地にあるが、戸隠はとても険しい山々にあった。

  • そばの味比較

民宿も多いが蕎麦屋も多い。
霧の中で育つから「霧下蕎麦」と名づけられている。戸隠神社周辺に約20店舗の蕎麦屋、その中でも美味しいと言われる蕎麦屋4軒を目指した。

まづ「大久保の茶屋」。麺が太いがまさに蕎麦を食べている感覚、味が深い。大盛を注文しなかったのにボリュウムがあった。お座敷席だけの広めの店の雰囲気も良い。200gで650円はリーズナブル。次が「戸隠そば苑」。こじんまりしたお店で満席だった。少な目の量のざる蕎麦630円を注文した。先ほどの店と違い細い麺だ。味はいまいち。冷たすぎるし水がしたたり落ちるのはいただけない。客を待たせたくないと大急ぎの仕事が原因かと思うが、ちょっと考えた方がいいと思いますよ。
やはり2軒も食べたらおなかがいっぱいになったので予定の「うずら屋」と「そばの実」には行かなかった。
四分の二軒しか食べていないので評価できないが、一言いわせてもらうと「客層、人数によって蕎麦の出来ばえを変えないで欲しい」です。