まきストーブの煙突をめぐるいい話

ストーブ煙突

[2月6日]今日は新潟からはるばる煙突が来るはずだ。壁にはすでに穴が開きその時を待っている。約束の時間、午前中が過ぎてもなかなかこない。午後3時泣く泣く現場を後にした。【事故があったのだろうか】
[2月7日]運送会社から電話があった。こちらの手違いですみません、すぐ伺います。その後待つこと数刻、本当にすぐ来てくれた。
”輻射式鋳物ストーブ”の重量はおよそ134キログラムというから運送屋一人ではとても運べない。手伝ってもらえますか、腰は落としてくださいよ、なんて言われても大丈夫だろうか。室内まで5〜6メートルほどしかないがとても無理だろうと考えてトラックのそばの台に置くことにした。重すぎる!!【運送屋さん、人使いが荒いよ】

[2月8日]朝、現場に着くと室内に運ばれているではないかストーブが。設計士、大工さんたちの手でスムーズに設置され、見る見るうちに完成してしまった。しかし、家の設計図から検討して発送してくれた煙突資材だったけど完成したら1本余ってしまった。この余った<二重煙突半直筒>1本は15,000円もするのに返品もできないしどうしようか。【誰か買ってくれないかな】

[炉台]これだけは私の手作り。但し、左官屋さんたちに指導していただきながらの作品だが大満足。レンガの並べ方も重要、モルタルのはみ出し方もポイントなど聞きながらやっとできた。こわごわと完成品をゆすってみると少しぐらぐらするところがあった。地震がきたら大丈夫だろうかと心配しながらもまっ、これでいいとしよう。ストーブ本体を据える炉台の耐火煉瓦の大小さまざまな隙間には砂を入れて補強した。【やればできるんですよなんておだてられ皆に助けられての作品は、これからいつまでも集う仲間を暖めてくれることだろう】