望月とランプと虫

  • 望月

30日は満月だった。暗黒の山中、「木もれび庵 たゆたゆ」にこうこうと輝く満月(写真では遠くのほうに小さく)。昔の人は蛍の光と雪の白さで明かりを採ったと聞くが、加えてその時に満月だったら明るさも倍加しただろう。でもこの程度の明るさで「チョイと待て!」と呼び止められる江戸時代の皆さんは怖かっただろうな。
振り返って2007年、「木もれび庵 たゆたゆ」では満月を拝みながらランプの下でお食事です。明々とした電力の明かりよりも江戸時代の怖さよりもランプの明るさが良い。 

  • ヤンマ

ヤンマを捕まえた。エメラルドグリーンの瞳ではないのでオニヤンマではないだろう。九州に多いミナミヤンマかな。黒に黄色の模様は美しい。

朝夕に「カナカナ」と鳴くヒグラシ。この付近は、「ミーンミーン」のミンミンゼミ「ツクツクボーシ」のツクツクボウシなどを多く聞くが、クマゼミアブラゼミは聞かない。大阪にいる時は、クマゼミが「熱いぞ熱いぞ働け働け」とうるさくけし立てているようでますます体はヒート状態にアップしたが、田舎暮らしでは「野菜は上手くできたカナカナ」と呼びかけてくれるヒグラシや「種もツクツクボ〜シ」とツクツクボウシが喜んでくれるのはありがたい。