無肥料・無農薬で稲作や畑作

  • 九州自然農法セミナー


10月24日、熊本県菊池市で開催された自然農法セミナーには全国からおよそ35名が参加。講師は成田生産組合の高橋博氏、農地での実習は元田祐次氏。

  • 究極の農業


元田氏の農地では硬度と温度を測った。地中の肥毒層では、他の層より温度や硬さが変化しているので土壌判断のヒントになる。元田氏は3年前から土作りを行っているが、まだ不十分とのことだった。

高橋氏の講演の要旨は次のようなものだった。
結果論:㈠無駄が無くなる㈡環境に優しい永続農業㈢真の健康の達成
具体論:㈠土をやわらかく㈡温かい土㈢水持、水はけの良い土
方法論:㈠太陽、水、風などの自然界の力で浄化する㈡機械を使ったり、植物の根により肥毒の吸出

  • さてこれからどうしよう

セミナーの内容は参考になったので、これからそれをどう実践化していくかが問題だが壁は多い。
悩んだ上の結論を以下のように決めた。
畑は二箇所ある。一箇所は20年前からのEM農法の畑だが私はそこを借りて4年間、不耕起と草生栽培、無農薬無化学肥料で自然の一員として野菜が自らの力で育つのを手助けしているだけの極小肥料(生ごみや落ち葉の堆肥)栽培で行っている。可能な限り野菜自身が生きる努力をするように願い。ここはこれを続けることにした。
新しい場所で完全無肥料に挑戦してみよう。「持ち込まず、持ち出さず」自然の営みのまま、地球のガイヤのなすがまま野菜に生きてもらう。土作りは最低で3年から5年といわれるから遠大な構想を持って、土に生命が宿るようになったときには野菜と米を仲間に入れてもらう。
その間、困難な生活となるかな。今でも昔の100分の一の生活だから大丈夫だろう。