イノシシさん  お邪魔しま〜す

今朝方降っていた雪はお日様の光で金色のダイヤモンドダストになり、昼前にやんだ
昨日はワン(ハナといけめん清兵衛)の散歩をずるしたので今日は早めに連れて行った
勿論背中には背負子だ


山はまだ雪がいっぱいで、まじ”がんじき”が欲しい

山道につづくしっかりした足跡、 あっ!イノシシさんのだ
ハナの足跡より深く大きい


この山の先住者はイノシシさん、それにノウサギさん、イタチさん、ヤマドリさん、などなど
獣道を後からここに住んだ私たちが入りこむのだ
だから山道に入るとき私は”お邪魔しま〜す”と挨拶する
ばったり出くわすのはやはり怖い、相手だってゴメンだろう


山には家の近くのより大きな山栗の木が2本ある
これはイノシシさんが先に食べる
イガイガだけ残してきれいに硬い皮をむいて食べている
筍も先に掘り上げている
夜中に動き回るのだろう、時々夜中にワンたちが吼えている


いけめん清兵衛は猟犬なので何か気配を感じると耳をピンと立てて
綱を振り切って山の中に入っていく
でも、未だ、なにも捕まえてきたことは無い

それで今の役割は薪運び
背負子に入らない大きな薪を綱にくくりつけてぐいぐい運んでくれる
でもハナはだめ
小さいのでも、”年寄り虐待”とばかり一瞥して動かない
結局私がハナともども引っ張って帰るのだ