東武電鉄の普通電車しか停車しない駅
ロータリーは狭く、いつも、タクシーが2台人待ち顔
正面にある古びたテントの店の名前はもう読めない
おばあさんが店先でお茶飲みながら日向ぼっこしている
そばにはいつもよりそっている年寄り猫
この子人が好きでね
いつも頭をなでてから細い路地に入る
そこは一応○○銀座商店街となっているが、ほとんどは飲み屋さん
夕方になると明かりがついて、仕事帰りのおじさんの足を止める
少し歩くとそこを遮断するように、長く細い用水路が現れる
その小さな橋を渡ると、2階建ての新興住宅街にはいる
画一的ではなく、それぞれに個性的な様式
庭の木々もさまざま
バラあり、山茶花あり、沙羅双樹あり、鈴なりの夏みかんあり、
通り過ぎると、ふくよかな香り
よく目を凝らすと、もう蝋梅が咲いている
そこを通り過ぎると、もう休みにはいってがらんとした校舎の小学校
ヒヨドリだけがうるさく騒いでいる
その通りをはさんで、板張りの壁の平屋がまだ数軒たっている
同じ住民なのに、なにか申し訳ないような風情で
猫の額ほどの畑には大根やブロッコリーやネギや小松菜が青々としている



高速道路も近くには通ってなく
2車線の狭い国道はいつも、込んでいる
狭い交差点には自転車通路だけ
人は階段の多い長い歩道橋を通れと
一度も通る人を見たことない
横断する人は自転車と一緒に歩くし、私もそこをどうどうと歩く
信号を渡ると、何宗かはわからないけど大きなお寺
その後ろの広い敷地に母のいるリハビリステーションがたっ
ている
気にしない気にしない、
お寺はよりよく生きるための話が聞けるところ

駅から、歩いて20分
今日で4日目
あちこち観察しながら、通っている