ひねもすのたり

今日は午前中にはもう雨が降り出しました
特に昼間出かける用事もなく、起きればストーブ付けなくてはいけないし
もったいない
自家発熱の布団の中でアミシリーズ本読んだり、テレビ見たりしてました
こんなのも”ひねもすのたり”って言うのかな?

この言葉に出会ったのは中学生の国語の時間
もちろん蕪村の”春の海・・・・・・・・・・”です

キリコは小学6年のとき結核に罹り、体育の授業や課外授業を休んでました
みんなと外遊びもできないので家で本ばかり読んでいて、知らないことが解るのが楽しく勉強は好きでしたね、
時間はたっぷりあるし予習復習しっかりやって、結果的には成績優秀な生徒!

で、ある日の国語の授業のとき、この蕪村の句が出てきました
いつもより速いペースの授業でしたので、予習してませんでした
「この句の意味、情景が分かる人?」
「・・・・」
大体、このクラスはやんちゃが多く勉強より運動が得意クラスでしたから誰も手を上げません
ついついいつもの癖で手が上がってしまって・・・
「ハイ、春の海にひねもすがのたりのたりと浮かんでいます」
先生の眼鏡の奥がぎらりと光った記憶は有るのです
「・・・ひねもすとは?」
「え〜と、え〜と、ひねたモスラ!」
あの頃、映画でゴジラシリーズが絶頂期で、モスラガメラがでてきて
ザ・ピーナッツ
モスラーやモスラー、ドンガカッカッカ・インドムー”と歌ってましたもんね〜

で、キリコはどうなったかといいますと
「はい、廊下に立ってなさ〜い」
それからです、知らない言葉は必ず辞書を引きます

でも、今もう一度引き直してみますと
ひねもすのたりとは、 朝から晩までのどかにゆったりという意味でしたね
だったら、ここは{木もれび庵 ひねもすのたり}でも良かったかな〜

でも、これじゃ廊下に立たされた屈辱がいつまでも消え去らないわね


(ハナちゃん、大きい声では言えんけどママはやっぱり阿保やね)(うひひ)
なになに、なんの話?