”ひむか”巡行 その5・大御神社とさざれ石

”あら、キリコさん、今日は畑でないの?”]
「色々考えてたら知恵熱でてきたー!ちょっと今日はずるやすみだー」
”それならほら、すがすがしい大御神社をアップよ!”

日向のお伊勢さま、大御神社

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鈴木ご夫妻と大御神社の新名(にいな)宮司をお訪ねしました

大海原を見渡す絶景の柱状岩上に建つ大御神社は古くは”天照皇太神宮”といわれ、天孫瓊瓊杵尊が皇祖天照大御神を奉祀して平安を祈願したと言われています。
その名が明記された木札も特別に見せて頂きました
御祭神は天照皇大御神、建物は国登録有形文化財です

ところで、今は広く綺麗な境内ですが、以前は竹や雑木で藪状態だったそうです
新名宮司は20年前から、あの白龍の岩窟・鵜戸神社でお籠りの神事をなされていたそうですが、その時、メッセージを受けられ、拡張工事に取り掛かられたとか。


大御神社H・P 新名宮司の記事より
さざれ石
成15年の9月。境内西側の拡張造成工事が始まった。
そもそも、社殿のすぐ西側脇に神門があり、境内地を二分していた。
その神門に白蟻が入り破損がひどく、さてどうしたものか、新たに建替えようかとも考えたが、せっかく境内は山(ボウズ山)の際までが神社有地だからこの機に拡げてみようということになった。幅30m、奥行き100mの造成である。
 立ちこめる木、竹藪を切り開いて進むと、山際の前に今まで見たこともない珍しい岩を発見。表面がツブツブ・ザラザラとしており、まるで生コンクリートを捨てて固まったかのような石(岩)である。
 早速、門川町在住の日本地質学会員でもある足立富男先生に見ていただくと、なんともあっさり
宮司さん、これは礫岩、”さざれ石”ですよ」
「えっーっあの”君が代”のですか・・・」
まさか、大御神社の境内に「さざれ石」が、しかもその規模たるや日本最大規模!
今から2000万年前この辺りはユーラシア大陸の縁にあって広範囲に渡り浅い海岸平野で、大きな川があり、その河口付近に大量の礫が溜り、粘土・砂などと混ざり固まりさざれ石となったのです・・・



神座(かみくら)
・・・造成の折、竹藪を切り開いて進むと先ず忽然と現れたのがこの巨石(神座)だった。周囲30m・高さ4mと大きい。大御神社いわれの中に、天孫降臨として知られる天照大御神の子孫にあたる瓊瓊杵尊ニニギノミコト)が当地を遊幸されたとき、大きな岩に立たれ絶景の大海原を眺望されたと記してあった。
 私は30年余り、いつも心に留めつつ周囲の岩を眺めては探していた。神さまが立たれた岩だから格別の岩であると筈と考えていた。
そこにこの巨石(さざれ石)の出現である。見た途端すぐにこの巌だと確信した。
そしてその巌に神座(カミクラ)と命名し注連縄を張り廻らした(中略)
今、全国各地より人が絶えない、その中には霊的に敏感な人もおいでである
「この巨石から吹き出す霊気、エネルギーの強さはすごいですよ。まさに神座は"癒しの岩"です等々・・・
時折、この神座の前に立ち両手を広げては5分、10分としばらくの間霊気を受けておられる方も見かける。 この神座のエネルギーにより一人でも多くの人が"元気"をいただくのならば嬉しい限りである
君が代の「苔のむすまで」という歌詞そのままに岩肌全体が苔むし悠久を象徴するこの神座。その割れ目にはこの巌を愛でるかのように常盤木の浜姫榊(ハマヒサカキ)も実に美しい。私は只々、凄まじい地球のエネルギーと悠久の大自然のいとなみに感嘆せずにおれません。
そして朝夕にこの神座を仰いでは世の平らぎと国の弥栄、皆様の幸せを念ずるところです。
神座
ここは立入禁止なのですが、宮司とご一緒に入らせて頂き、恐れ多くも神座に座させて頂きました

ここは確かに祭祀のとり行われた場所でしょう
お清めの水を貯めたらしい穴も見受けられる、さざれ石です

大海原と空、遥か彼方にシャーマンは何を祈り、どんなメッセージを受けていたのでしょうか?
      


新名宮司がここで言われました
人の信仰心はまず、自然ありき、
太陽・月・海・山・岩・樹木・・・
そのあと名前が付けられ、祭祀を執り行うときに雨露しのぐ屋根付きの建物が出来た、
だから、順番を間違わないようにと。

この磐座にまたまた、大発見!というより、必然的に出現されたものが・・・続く