雨でふたやすみ・七月六日は・・・

相変わらず、熊本は大雨警報発令中、それに雷警報まで
ウツウツも頂点に達してる
「SOS!  こちら光合成できず、いじけてる!」と発信したら
「いじけるのは体に悪い、花が咲かない時期は根を張るチャンス」との返信
「・・・うーっ、もうとっくに体中から根っこが生えて、遊びたくても動けんから、SOSしたのに〜」
と余計凹んで、一日中うじうじしてた


こんな時に冷蔵庫の中は空っぽ
仕方なく買い物に行こうと車のエンジンかけると
「今日は7月6日、サラダ記念日です」とアナウンス
はぁ〜?あの短歌が記念日として定着してるんか〜



  「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」
イラスト‥西村玲子

1987年俵万智のこの歌集が出た時、こんなに素直にそのままの言葉で表現してもいいんだ!と驚いたものだ
そして、若いっていいなって羨ましかった

それから、第3歌集「チョコレート革命」が発売された、
えっ、これがサラダ記念日の万智ちゃんの歌?と驚愕したものだ
そこには妻子ある男性との切なくも充たされた日々が綴られていた

暫くしてNHK葉月里緒菜緒形拳共演でドラマ化された

それを一緒に見ていた二人
        「これは不倫の話だよね〜」と妻
        「いや、これは純愛だよ」と夫

妻は夫が別の方向を見つめているのに気がついた
そして、二人はそれぞれの道を歩き始めた


”女はいつまでも、チャイルドの部分で恋をしていたい
でも、男は時として摩擦を避ける知恵と自分を守る方便で「アダルト」の調整弁を働かす
いや、相手を傷つけないための優しさであるかもしれない
女はそれを百も承知なのだ
でもあえて、甘さと苦さをあわせもつ反旗を翻す”(俵万智・談)


    「男ではなくて大人の返事する君にチョコレート革命起こす」


大人の返事はもう飽き飽きするほど聞いてきた
せめて、言葉遊びのなかではチャイルドな男と女をアダルトに演じていたいのだ