終の棲家探し№Eight

前回の続き。「阿蘇カルデラツーリズム推進特区」はほとんど役に立たない代物である。
大分県の農家民泊の規制緩和はそれなりに進んでいるが、熊本県のそれは火災報知や誘導灯の設置など消防法の緩和だけ。旅館業法や食品衛生法は一般の宿泊所と同じ。
一応話を進める為保健所、土木局などに走った。多くの事を親切に指導いただいた。
一方、こう着状態の当局との賃貸協議であるが、大きなバリアーとなった水問題でコンセンサスを得ることが出来ない。「中山間地直接支払い制度」の枠内下の草原である為融通が利かないのだ。水が出るかでないかボーリングして出なかった場合、生活も出来ないのに5年間は借り続けなければならないなんて。
交渉の余地なく悩んだ末、断念した。役所の担当部署対応に失望しつつ。
つらつら書いた以上のような経過でこの草原もダメになりました。ビュー満点の草原よさらば!