終の棲家探し№Nine

  • 住んでわかる事

別荘風の家に一度住んだことがある。
そこでの教訓は、風呂を沸かす灯油や重油の機器の故障、そのパイプのトラブルなどがあった時、それを解決してくれる業者がいないということである。
建築業者や設備関係の業者は多い。一方で廃業も多い。不渡りを出したと家族一家猫まで連れて夜逃げしたり、自殺したりとこの一年で廃業が数業者もいた。修理を頼んでも「この家はわしが建てとらんとたい。わからんばい」と水漏れパイプの前で何人と話したことやら。
土地を探すより中古の家を探すのが早く見つかるのではと思ったが、用心したが良い。古民家も基礎や水周りなど十分に注意したが良いだろう。いっそ潰したがいいと思いがちだが、産廃になり処分が大変だ。

  • 負け組みではなかった

土地を売ってもいいと言う農家の人は少ない。
先祖の目、親族の目が田舎では光っている。どこべえの○○が××した、と10キロぐらい話がすぐ走る。こんな話もある。「あそこはおかしか。山ば売って大金もろ取る」
都会でも駅前商店街の空洞化現象が良く取り上げられ、商売が出来なくなり生活に困ってるだろうな、など言われるが実は高齢化でそんなに頑張らなくても良いし、貯金は案外タンとある。「負け組みではないよ。たくさん貯めているからのんびり商売してるんだい」と聞こえてきませんか。農家の人も質素に暮らし、貯めた人もいるでしょう。山を持っていても慌てて売らないといけない理由もないのです。静かにのんびり暮す、が田舎の大多数の人のモットーですから波風立てる私達は要注意人物かもしれません。(感謝の声:でもほんなこつ、田舎の人はやさしか〜)