1人で去るのは淋しい

身寄りが無い年配の男性を火葬をした。
集落の世話人など数名の立会いで收骨になったが、無言の收骨もにぎやかな收骨もどちらも遠慮したい思いがした。
死後数日経過して発見されたようだ。酒びたりの日々との話があり、この寒さとわびしさでは酒に頼りがちになる。元気を起こさせる人が近くに存在し、夢までいかなくとも明日に思いがあれば、気力はわいてきたかもしれない。
生まれた時も死に行く時も当人には意識化され映し出されないけど、多くの人に抱かれまたは、手を握って欲しい。そのようなスタートとゴールの間にある人生ってきっと素晴らしい時間に包まれていると確信する。