クンタン、炭は畑の必需品

くんたん

冬の季節は、クンタンや炭作りの毎日です。
落ち葉を集めての堆肥作りもあります。

  • クンタンはもみがらの炭

燃えてしまい灰にならないようかき混ぜるのがコツだが、まる一日はかかる。
もみがらクンタンは炭同様に、苗の株元周りに施すと冬は地温が上がり、夏は下がる。乾燥防止や雨水による土の団結防止の効果もある。土着菌の活性化も促す。

  • 炭作りはいたって簡単

炭作りはドラム缶でもできるが、穴を掘ってそこで小枝を燃やし、次に大きな木を入れ、かさが減ったら小枝から大枝を交互に入れて、下のほうをいぶし焼きにする。この繰り返しで炭になる。
土をかぶせて翌日に見ると立派な炭である。
炭の偉大さは多くの人が知るように畑にも活力を呼び込んでくれる。
炭は多孔質でアンモニアのような塩基物質を取り込んでしまうし、雨水の浄化もあるだろう、土の微生物の住処にもなりその効用は大きい。
私は、クンタンと一緒に使う。
苗作りのポットや苗箱の底に敷くと苗の徒長防止にもなり、元気な苗にもなってくれる。

灰は、肥料としてカリやリン酸を含むが、自然の農薬にもなる。

葉面散布すると、葉をアルカリ性にして病害虫を困らせるし、灰の上澄み液を朝露の葉に散布すると蝶や虫が卵を産みつけない。
自然農薬は牛乳や食酢などでも作るが、成長が旺盛な植物、セリやヨモギなどの新芽を使い黒糖で作る天恵緑汁はやさしい農薬である。

天恵緑汁は”必殺害虫”というより植物を活性化させ、健康に成長してほしいという願いを込めた思いに応えてくれるもの、と考えていいと思う。