水は生命の源、そして、私達への警告

塩井神社の命の水

森の中にある「お池さん・揺ヶ池(ゆるぎがいけ)」は、阿蘇西原村、俵山の麓にある。
大正時代から”神の水”として、多くの人が遠方から水を汲みにきたと立看板に書いてあった。
近くにもう一箇所、水の神社「塩井神社」がある。池の中にはペトログラフの石が鎮座していた。
飲んでみるとホッとする柔らかさだった。
阿蘇久住山麓には豊富な地下水があり、67万人の熊本市民も”水道水100%が地下水”という恩恵に預かっているようだ。

  • 水なくしては機能しない人間の身体

太古の昔、生命体は海水の中から誕生したという。
私たちも母胎の中、”羊水”で生命を育まれた。
生体を構成するおよそ60兆個の細胞は血液により活動し、その血液約80%はなんと、水分らしい。水は”生命の源”と言われる所以である。
水なくしては機能しないのが人間の身体。しかも水の良し悪しがその機能までもコントロールしているのである。身体を弱めたり、丈夫にしたりする水とは?霊水。。。。

  • 不老の霊水

1920年代、ルーマニアの天才科学者ヘンリー・コアンダは、フンザ王国をはじめ国境の山岳地帯に長寿国が幾つかあることを知り、その理由の主因は「生きている水」ではないかと考えた。いわゆる不老の霊水である。

  • コロイド水

ヘンリ・コアンダの依頼を受けたパトリック・フラナガン博士は、長寿の原因は水にある、氷河の雪解け水にはマイナスイオンが豊富に含まれており、それは土、水、空気に続く物質の第四様態コロイドのコロイド水である、と発表した。
1974年にもフラナガンは、水は結晶体の影響を受けることを発見したが、この水を種子に与えるとよい影響を与えたという。(参考文献:ピーター・トムプキンズ「土壌の神秘」
【パトリック・フラナガン博士の紹介:17歳にしてアメリカ電子工学界のトップになり、11歳の時には『湾岸戦争で威力を発揮したパトリオットミサイル』の部品検知装置の特許を、アメリカ政府に売却した】

  • 人の心を写す水

「水は答えを知っている」の著者江本勝は、水は人の心を映し出す、といっている。
    ー
ありがとうといえば、その言葉を映し出して端正な結晶を見せてくれる。地球に住む人の心が濁れば、地球の水も濁る。このままでは、人が使うことができる水はこれからどんどん減っていくと予想される。
    ー
江本は、反対を押し切って強行された有明海(九州)の諫早湾干拓事業で、本明川の源流の水とそそぎ込む干拓地の水、二箇所の結晶写真を公開した。
そそぎ込む水の結晶は美傾斜・六角形が崩れ、格子や不定形、陥没の醜い姿を見せている。一方、源流の水のサンプルの多くは放射状で輝いていた。写真を見るとあまりにも違う結晶にビックリしてしまう。源流の水にも不定形はあるが、ほんのわずかであった。

  • 生命の源、水が守れるか否かは私たちの心にある

止まらない温暖化、オゾン層破壊、酸性雨、土壌の酸性化、富栄養化、地球のうめき声が聞こえてきそうだ。

工場の煙突から出る煙、汚染物質の排出、産業廃棄物、車などの排気ガス(とくにディーゼルエンジン)、化学肥料の大量投与、食肉生産の増加など原因とかんがえられるものを挙げれば枚挙にいとまがない。

窒素酸化物や硫黄酸化物酸性雨、これらは海にも降りそそぐだろう。海の生態系が崩れていく。
酸性雨は岩盤にも染み込み地下水を汚染する。
戦後、急速に増加し大量発生しているアンモニア
窒素を多く含む化学肥料や豚や牛の糞尿がアンモニアを大気中に大量排出し、窒素過剰になり生態系バランスを崩すと警告されている。
流れを止めるのは、私たちの心にある真実を見る眼ではないだろうか。