必見です、お水取り

お水取り

明日12日は奈良・東大寺二月堂の「お水取り」。
数年前のはなしだが、見学した時は壮大なイベントに興奮して飛び上がった。
是非見学して、火の粉をかぶり、ただただ叫んでください。ここにいることに満足する”仏教感動物語”に浸ることを多くの方にお薦めします。

  • クライマックスは19時から20時ぐらい

京都は市内に多くの寺があるためせせこましい感じがするが、奈良はのびのびとしたお寺が多い。東大寺もそうだ。
その広い境内の一角、二月堂の舞台廊を炎が燃え盛る”籠お松明(かごおたいまつ)”をかかえて坊さんが走り回る。
周辺は昼間のように赤い。舞い散る火の粉が見学する人々の頭上に降りかかる。逃げる人はいない、喜色満面で皆叫ぶ。「オッ〜!ウワッ〜!」
今年は日曜日なので多分数万人、最高の人出だろう。

  • 修仁会という妙法

この行事は、752年にはじまったというから歴史がある。
修仁会には幾つかの妙法があり、その一つを俗称で「お水取り」と呼んでいるとのことらしい。
3月2日に若狭・小浜の明神さんから汲んだお香水が10日間かけて奈良まで運ばれる。これも妙法の一つ。
お松明はその間毎日たかれるが、12日が一番大きい。
”春を呼ぶ「お水取り」”この行事で大和路には春が来る。

  • 三月は炎の行事が多いようだ。阿蘇では草原を炎が燃え、焼き尽くす。「野焼き」だ。そして各神社の「火振り神事」