新しい手動式石臼製粉機を入手した
- 満願寺農園で栽培したパン用小麦が粉になるには大層な時間と労力がいる
私『キリコ』の天然酵母パンを野菜宅配のお客様からリクエストされるようになってからは、毎日毎日、自家製小麦の全粒分をコーヒーミルで引いた。
時間がかかるわりには量が引けない。それに、あたりまえと言えばそうなのだけど、3回ぐらいかけてもきめが粗い。
(あの重たい石臼を利用して作業した昔の農家には、大変なご苦労があったと想像に難くない)
- コーヒーミル製の粉はどんなできばえ?
そして、この粉100パーセントでパンを作ると、こねにくいし、膨らまないし、落とすとコーンと音がする。頑丈な歯の持ち主でなければ薦められない。実際、うんまくない!
それで『キリコ』は、国産の無漂白強力粉に2分の1ほど自家全粒紛を混ぜ、しっとり感、ふんわり感を出すため玄米ごはんやふかしポテトを入れて焼いている。
- 製粉機が欲しい、条件は手動、石臼、手ごろな価格
電動粉引機は知っていたが、熱を帯び酸化するのが気になり使いたくなかった。それに高くて手も出ない。
ある日、パン作りの参考にしている本を見ていると、木製の可愛いい手回しの製粉機が乗っていた。
いつかはこれが欲しいなと思っていたところ、『ゆずぼう』がインターネットで探してくれた。
わーいわーい、うっれしいな〜。
オーストリア製、値段も頑張れば払える4万円。買った〜!
写真よりももっと可愛く暖かい感じの粉引機。
- 新しい製粉機のできばえはどう?
さっそく、ごりごり。ウフフ、出てくる出てくる、これぞ小麦の粉。
”きめ”は自由にできる。一番細かいのは市販のそれと同じような”きめ”の細かさ。チョット時間はかかるけどね。
机の端に設置して、体全体で粉を引く。結構汗ばむ、いい運動だ。
肉体的には疲れるけど、味と風味を考えるとこれしかないし、楽しいもの!!ネッ、小麦粉くん。
自家製小麦ー石臼ーじっくり回転、これでどこにも無い最高の粉になる。後は私の腕ひとつにかかっているんだ。
- 手動式石臼製粉機を紹介します
臼はチロル産天然石でオーストリア製、お名前は「ファリーナ」。
高さ34cm。
細目は毎分35グラム、粗目が90グラム。