日本タンポポ見つけた!!京都の調査以来

日本たんぽぽ

京都に住んでいる時、タンポポの分布調査を依頼されリサーチに奔走したことがあるが、すべてが「西洋タンポポ」だった。

ビックリした。
農園に行く道の土手に、絶滅寸前の「日本タンポポ」を見つけたときは、万歳いや破顔一笑、嬉しかった。
「みんな!!あったぞ〜」京都の仲間に叫んでしまう。
でも、どうして外来種が、タンポポに限らず生物の世界はこんなにも席巻してしまうのだろう。悔しくなってしまう。日本のタンポポの9割が西洋種になってしまったようです。

「西洋タンポポ」は花の裏のガクが反り返っているが、写真にはそれが見られない。

「西洋タンポポ」は英名・ダンデライオン、ライオンの歯という意味らしい。仏語では小便小僧、利尿作用があるためとのこと。
西洋....が強い理由は、1、種が軽い為飛び回る2、発芽温度の適用範囲が広い(日本種は春だけ咲くが、西洋は四季、暖ければいつも咲く)3、受粉無しで種子を作る4、雨でも曇りでも咲く
以上四点を知っただけでも憎らしくなりません、西洋....が。
こんなにも身近なあなたの小世界で自然が失われています、大事にしたいと思います。

タンポポコーヒーは有名、根を煎り、ハーブティーのように飲む。
葉をサラダやジュースにして、単品より他のものと混ぜたがいいかも。
体の中をきれいに掃除します、の某メーカー製品サプリメントに人気があるが、西洋タンポポやゴボウなどを原材料にしている。

  • 余談

西洋....は、明治時代に北海道で食用や牧草用のために輸入されたとあった。
それが運の尽き。
日本に自分の遺伝子をばら撒いたから大変、”盗賊種”の名は西洋...、君のためにある。