阿蘇山でかざぐるま(風車)がひゅ〜るる

かざぐるま

西原村で10基の風車が回っている。子どもの頃の夜店のかざぐるまが山に突き刺さっているイメージかな。

西原村の風車は、電源開発アサヒビールが共同で風車を設置して九州電力へ「売電」し、それは約7,100世帯分の年間消費電力量に相当するらしい。

  • 日本の風車

日本の風車事情は欧州ほど進んでいないようだ。約800台前後あるのだろうか東北、北海道、九州が中心で地理的条件も影響している。
風が強いとトラブルの元になり、音がうるさいので人家から離れないといけない、落雷にも注意が必要。当然台風のルート上は設置できない。
自然環境以外にもコスト面や技術の未熟な部分などがあり、遅々たる歩みになっている。
しかし、東北や北海道の市民共同での出資による風車もあり、デンマークのように個人所有に将来なるかもしれない。

  • 未来を創造する

まだまだ電気料金を安くするところまではいっていないが、石油代替エネルギーとして期待したいものだ。
風力発電による二酸化炭素や窒素酸化物などの削減による環境評価を考えれば、経済的コストばかりに目を奪われて躊躇するのではなく、未来の人類の価値について判断したソリューションの努力を求めたい。