感動する、一方何故、どうして、人間としての価値はどこに、TVの企画を見て。。。TVの再現

TBS系列、4月23日、17:30からの報道特集「ある町で起きた連続難病死・・・米国産牛肉との関係は?」を見てやっぱりなんだ、でもどうしてこんなことになるのかアメリカの政府・社会は病んでいる。米社会は拍手する感動場面も多い一方、変だな、と思うところも多々ある。
日本の経団連の会長が次のようなニュアンスで、とても気になる発言をしていた。
「(最近の政府の動きは良い)以前は(私達よりも)すぐ中小企業や困っている人達を手厚く保護する政策をとったが・・・」
TVを見ていて思い出した発言だが、TV内容を端的に言い表しているような気がして心配になった。
日本政府は、アメリカの負の部分である「力の政策」を手本にせず、他方の健全な部分を見習って欲しいと思う。

TVを再現する。

  • 子を持つ主婦の疑問と奮闘

米・ニュージャージー州のガーデン・ステート競馬場で、1988年〜1992年に死亡した数名の死因に疑問をもった主婦のささいな行為が、一大事件のスタートになった。
主婦が一人で調べた結論は、競馬場のフェニックスレストランで”テーボーンステーキ(骨付き牛肉)”を食べた人に死亡が集団発生、それはレストランの従業員やお客さん。死亡診断書にはほとんどが”ヤコブ病”と記されている。
この競馬場、主婦の行為が大きく問題になってくると突然2001年に廃業し、経営上の記録など焼却されて跡形も無く消えた。
この出来事の死亡者は17人、現在は23人死亡に増えている。

2003年、アメリカ政府は「BSE感染は二人のみ」「この二人もイギリスで感染」「ニュージャージー州の件もBSEとは関係ない、ヤコブ病も数名」と見解を示している。
米では難病のヤコブ病が発生しても政府への報告を義務付けているのは50州のうち半分。
当該の州のレポートでも「BSE関連のヤコブ病でない」と言い、政府や大手企業も同調している。
インタビューのなかでの発言には「従業員はBSEなんて知らない」「牛の全頭検査は法律違反だから」「疑わしい牛肉は加工して日本に輸出している(ハンバーグやウインナーなど冷凍食品、ファーストフードで利用など)」

(多くの人のサポートの中)主婦は今、競馬場へ肉を卸していた食肉会社を調査中である。

短期の内に確実に死亡する難病の一つ。
50歳以上に発生する度合いが高いが、当該の州の死亡者の中には20歳台が一人いる。
BSEとの関連は、1996年初めてイギリスで確認される。
昨年までにBSE感染牛との関連を疑うヤコブ病発生症例は169例。