コンセプトは”たゆたゆ”

設計図

【安穏な時が漂う空間】の具現化その一

癒しの地、安穏な時が経過する空間を持つ地、そのコンセプトは”たゆたゆ”です。その地に建てられる家は安らぎの発露”たゆたゆとした笑み”がキーポイントでなければなりません。
その意味からも、設計図が完成しましたがパーツにはコダワリがあります。

杉のフローリング。当然無垢材。合板のフローリングは温かみ、心地よさが無い。素足で感じるものがある無垢のフローリングが床材には最適。ビニールクロスはだめ。

  • 材木

使用する材木は乾燥が重要。伐採から乾燥までの工程が信頼出来る製材所を選んだ。
乾燥は充分です、という材木でも壁との隙間は見られるし、床も反りが発生する。生きている材木の短所かもしれないが、そこはより良い物を追求したい。

  • 塗装

塗装や接着剤には有害物質を含むものが多い。シックハウスには注意したいので自然のものを使う。防虫、防水、防腐作用を持つベンガラや柿渋、米ぬか油など古色仕上げにしたい。化学塗料は木が呼吸できなくなるので絶対止める。

漆喰や珪藻土など土壁が良い。これらを使うと生きている壁ができる。調湿作用で気候の変化にも対応できるから寒暖も少しは和らぐだろう。
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家を含め山、畑全体のグランドデザインは”たゆたゆ”をコンセプトにして描き、具体化していこうと思っています。家のイメージは、古民家は困難な面もあるため京町屋風にと考えています。設計士も大工さんもその思想を共有していただく方なので心丈夫にスケジュールは進行していくでしょう。
次は地鎮祭