またまた失敗

小麦


いまだ失敗が続きます。
ラクターを動かしていた。エンジンもすぐかかったし今日は調子良いな、言うこと聞いてくれるようだ。ところが突然止まった。タイヤがズブズブ、沈んでいく、しまった。あわてて一歩踏み出したら足が抜けない、ひざ近くまでヌルッ。ここは田んぼだった。昨日の雨で周りが水浸し前方は池になっていた。こうなれば降参です。おとなしく引き下がるしかありません。快晴日が続き土が固まるまで待つしかありません。
最近は、「多分うまくいくさ」「明日が解決してくれるさ」の心境が続く出来事ばかりだ(少しだけ悲しく首うなだれながら)。私の”たゆたゆ”田舎暮らしは明るくなって畑に行き、暗くなる前に家路に着く。お天道様が真っ赤に誇示する時は仕事はお休み。
余談:農家の人の規則正しさには感嘆した。10時、15時はお茶して12時のチャイムのとたんに昼食タイム、13時にはそれも終わり仕事に就く

  • 小麦

晴れ間がのぞいたのでパン用小麦「ミナミノカオリ」を収穫して干した。
切れないさびた鎌で”楽しい苦労”が終わった時、前の道路で車が止まり、降りてきた人が「今頃麦刈りしてる。私たちのところはもうとっくに終わったのに」などと見知らぬ人が大声で叫んで近寄り「すみません。道を教えてください」。

  • 顔面腫れ上がる

久しぶりの晴れ間、待ってましたと小麦刈に早朝朝6時から田んぼに出かけた。少し湿気あり、背丈1メートル弱の小麦の根元に顔と左手を突っ込み束ねて、鎌で「エッィ」。切れないので根こそぎ取れるときもある。「これぜんぜん切れない」とどこかで?遠吠え?の声。私はブツブツ麦に向って「きのう研いだのに」。
それより目の前を虫がうるさいし、顔がかゆい。ブトがたくさん集まってきた。こいつうるさいので熊本弁で「せからしか」といっても効き目無し。家に帰って鏡を見ると2箇所噛まれていた。魔女キリコを見るとオバケッだ。ボクシングの敗者の顔になっている。腕も数箇所腫れている。自家用の枇杷エキスをつけたがかゆみと腫れは引かない。
これまでの百姓経験からブトを総括した。
朝や夕方の湿気があるとき、目の周りを集団で徘徊する。水の匂いがするところ、渓流や森林や草が繁茂する場所が多いようだ。蚊より刺されたショックは少ないが、刺された跡は見事に赤く膨れ上がり、血を吸われた穴はすぐ判る。腫れ物は数日残る。アレルギー疾患ぎみの人によっては、発熱もある。蚊取り線香や虫除けスプレーには期待しないほうが得策。メッシュの服の上からも刺されるときがあるのでそんな場所には近づかないことが唯一の対策である。
ブユ、ブヨとも言う。体長2〜3ミリのブユは略字だが「蚋」と書くらしい。やはりメスが吸血鬼。オスはうるさく飛ぶばかり。

  • ジャガイモ

地上部が枯れてきたのでジャガイモの収穫時期だ。満願寺農園の初物です。