青森のリンゴ園で言霊が全身を貫いた
〜〜〜10月16日の続き
【報告その二：熊本から東京へ〜今日は運が悪い】
- ジーンズがずぶぬれ
ジーンズずぶぬれの原因は、コーンスープをこぼしたから。
隣席のスーツを着た男性のズボンまで濡らしてしまった。私「スミマセン」男性「イエ、イイデス（にこにこ！！）」。この人ジェントルマンだ。スッチャンに「お尻まで濡れました」と言うと「前の座席空いていますが、お替りになりますか」そして前に移った。
何故こぼしたか。
それは、羽田行きのＡＮＡに乗って機内サービスのコーンスープを座席付のトレーに載せたのだが、新聞を取ろうとしてこぼした僕が悪いのか。でもこれこぼしやすいよな。トレーに少しのくぼみがあるだけで、ちょっとゆれたらスイッーとすべるほどのくぼみ。何故そんな可能性を考えないのだろう。収納ポケットのようなすっぽり入る、よく車の備品であるようなものがベストと思うのだが。
羽田についてもまだズボンが冷たい。スペアなんて持ってきていません。かっこ悪いな。
- 30分待ってキャンセル
夕食のため空港ターミナルのレストランに30分待って入った。どこも満席で時間もたっぷりあるのであわてず待って入ったのだが、注文した途端に”いやなにおい”が流れてきた。25年前まで”ハイライト”や"カンピー"を吸っていた私だが、今はタバコの紫煙が大嫌い。「スミマセン、キャンセルします」。全席喫煙席のレストランとは今時珍しい。
一つだけ並んでいないお店、ハンバーグの店に入った。ハンバーグが来て食べたら「まずい」。これあの「ミートホープ」の加工肉では？？と疑わざるを得ないほど見た目も悪い。仕方ない。ここを出ても見通しは無いだろう。あきらめて食べた。
今日は運が悪い日なんだ。萎縮して今日の日が過ぎるのを静かに待とう。
- 東京駅に着いた
羽田はたびたびだが東京駅は大阪に住んでいた時以来5年ぶり。赤ら顔のサラリーマンが足早にホームへ走る。紺色の群れが幾重にもクロスした流れを作っている。なんて懐かしい風景なんだ。
午後10時、八重洲口の集合場所に行き観光バスの車内へ。
バスが走り出し自己紹介が始まった。スタッフの人が「自己紹介と今日あった良い話しをお願いします」。私の今日は悪いことばかり。「スミマセン、悪い話をします」。今日は何回言っただろうか、スミマセンと。
