しいたけ作り

しいたけ菌500個をホームセンターで購入し、クヌギの木に打ち込んだ。寒い冬の農家の仕事、楽しい作業です。

  • きのこ

自家製できるきのこ類は、しいたけ以外になめこやひらたけ、えのきたけなどがあるが、原木栽培で阿蘇地方の人が広く行っているシイタケ栽培が簡単のようだ。山中での2年がかりの自然栽培にはとても魅力があり、昨年から少しずつためしている。ただ気になるのは、しいたけの菌がどんな工場でどんな工程で育てられているか。まさか中国ではないでしょうね。多分、儲かる仕事ではないので海外生産にはなっていないでしょう。

  • ほだ木

種菌を埋め込む樹木のことを「ほだ木」というそうです。何故、ほだ木なんだろう。関西では「ほだら、明日な」と言っていたがこれは関係ないでしょう。「ほだ」を漢字で書くと「榾」。木へんに骨、意味はきりかぶ、こっぱらしい。輪切りした木に菌を植え付ける意味で納得。
きのこ栽培にはそれぞれ適する樹木があり、椎茸にはナラ、クヌギ、カシ類。ナメコはサクラ、カエデ、クルミ、ブナなど。豊かな自然を育てるすばらしい広葉樹ばかりだ。
我が家の裏山は広葉樹で覆われているから「ほだ木」に不安はない。

  • 作業時期と育て方

ほだ木、クヌギを伐採したのが12月。2月はじめにはそれを80センチぐらいの長さにカットした。そして先日種菌を打ち込んだ。
これらほだ木を日陰の雨が当たる木の下に立てて置く(本伏せ)。乾燥しないように散水も時には必要になる。2夏越す2年目の秋ぐらいからがいよいよ収穫になるが、ワクワク待ち遠しい。

  • 作業道具

ほだ木に穴を開ける道具は電気ドリルと言われるが、私は釘打のインパクトドライバーを使った。直径8ミリ深さ25ミリぐらいの穴を開けるため、深くならないようにストッパー付の錐をつけた。穴への打ち込みはソフトハンマーで優しく打った。