手作り大豆と納豆

たくさん納豆を作りました。でも、去年より出来が悪い。自然相手だから仕方ない”あきらめなければ”と思いながらも豪胆な精神を持ち合わせていないため気は沈んでしまう。
百姓の第一歩は、自然から授かる人間の命、と身体でその思いを受け止めることのようです。だから食べ物は、より自然の営みにそった育ち方でなければいけない、と言い聞かせています。
そんな大豆で納豆を作りました。市販の納豆から納豆菌(ネバネバ)をいただいて我が家の大豆に植えつけます。

手順の㈠大豆をたっぷりの水に浸して十分に水を吸わせる(冬は温度が低いので丸一日、夏は6時間程度)。
手順の㈡圧力鍋で5分程度、指でつぶれるぐらいの柔らかさにする(硬すぎても柔らかくなっても美味しくない)。
手順㈢柔らかくなったら煮汁を切り、納豆菌をつける(市販の納豆数個を混ぜても良い)。
手順㈣30度から40度で20時間ほど保温する。これが難しい。私は、紙コップに納豆を少しずつ入れて、それを発泡スチロールの箱に並べ、湯たんぽやホッカイロ、コタツで保温する。納豆菌は好気性で高温性ですからふたは密閉しません。温度は高くなっても菌は死にませんが出来が悪くなるでしょう。
手順㈤白い菌で覆われたら冷蔵庫で後熟させる。一日でいいでしょう。これで完成です。

冷凍すればいつでも安らかにオンリーワンの発酵食品を召し上がることができます。