おんだ祭

今日は阿蘇神社の年中行事の中で最大規模の祭礼、御田植神幸式・通称”おんだ祭”です
青田の道を全身白装束の女性が歩く姿の写真はよく見ていたのですが
畑の作業の都合などで行ったことがありませんでした
おりしも朝から雨、畑仕事が出来ないので、チャンスです


”御田植神幸式”というものの、実際の田植えをするものではありません
この時期の稲の育ち具合を神様にご覧頂き秋の豊作を祈願するものです
神様がお乗りになられた4基の神輿を中心に、田男・田女・牛頭の人形や
神様のお食事を運ぶ白装束の”宇奈利"と呼ばれる女性達、騎馬等、約200人の行列が
半日かけて青田の道を遅遅と歩み進む、古式ゆかしい時代絵巻です
  神幸門 
行列は天狗面を先頭に、一年に一度、この日のためだけに開く神幸門を通りぬけ、
一の御仮屋、二の御仮屋とすすみ、再び神社に戻ってきます
二箇所の御仮屋(休憩所)と帰着後の神社で、神輿に向かって稲を投げかけます
これが”田植え”と称される行為です
ここで使われる稲は神事用に特別に育てられたもので、沢山の稲が神輿に乗れば豊作になるとされています
  この少年が先頭
  次の馬
  女の子も
  駕輿丁が担ぐ神輿
  田男・田女・牛頭
生憎の雨でしたが、沢山の子供たちもいて、ほほえましい光景でした


"宇奈利"は目だけしか見せません
天気がいいと裾が風に揺れてとてもいい感じです
今回はビニール合羽着てますので、いまいちですが・・・
  神社を出る"宇奈利”
  人家の前を通り
  絵になる青田を通ります(去年までは白い柵無かったんですって) 
11時30分に神社を出て雨の中1時間程行列の後をついて歩きました
なんか、こんなの好きなんですよね
行列が休憩している間にご飯食べに行き、予定の時間だとあわてて戻ってきたら
時間の勘違いで仮屋での”田植え”終わってました (こんな所がアホといわれるゆえんです)
  休んでいる神様たち
でも、稲の乗った神輿はきちんと休んでおりました
阿蘇には多くの神様がいらっしゃいますのでいろいろな行事に出会えます
これはこの地にすむ特典で、とても有難いことだと思います
ところで神輿って行きより帰りのほうが重くなるんですって
な〜んでだ?
あちこちから神様が、われもわれもと、依ってくるからだそうです
ほら、依り代って言うでしょう
神様って祭事が大好きなんですよ