猫バス停留所

朝方、雨で目が覚めた
静かに落ち葉の絨毯に吸い込まれている

起きるのには、まだ早いな〜
寝てよ〜
目閉じて、トゥー・スリー・フォー・ワン、トゥー・スリー・フォー・ワン
ヒツジが一匹・ヒツジが二匹・・・と同じ効果あると思ったんだけど
数えていく内に百匹超えてもまだ眠れな〜い、と同じだった


午後から歯科医院の予約なので、布団から抜け出て早めの昼食を作る
南小国町”まちなか”迄は車で15分
急な坂を下りてきた丁字路に一旦停止の場所がある


そこにあるバス停留所

古民家風でかわいくて好きだ

周りの雑木も風情がある

中から見ると天井も本格的な作り



市町村合併が進み、素晴らしい地域資源を持つ村の存続や景観の保護が難しくなってきた
失ったら二度と取り戻せない!
そんな危惧感から日本の農山村の景観や環境文化を守る活動が
2005年、北海道美瑛町から提唱された
それが”日本で最も美しい村”連合(www.utsukushii-mura.jp/)

南小国町は発足7町村の1つだ
今では39町村が加盟、認定されている


美しい国、日本!癒される田舎の風景!
なんて、口でいうのは簡単
でも、意識して維持していくのは難しい
美しく見えるものを支えているのは、多くの見えない手
その手のひとつは自分でありたい
この町に住みはじめて、つくづくそう想う




ここで、バスを待つのは、なんだかワクワクする
特に雨の日なんか
気配がしてそっと上目使いで見ると
隣にトトロが座っていたりして
そして、霧の中から猫バスが現れて
トトロが、ニヤッと、誘ったりして・・・