味わうということ

留守番とワンの世話を頼んで、今朝10時の飛行機で上京しました
まだ、暑いですねー
妹は今日から入院し明日が手術です

今週は母の状態も安定しているみたいでほっとしています
実は先々週、妹から電話がありました
「飲み込めないからとイロウを選択したけれど、良かったかどうか、この頃疑問に思うようになった、もう90歳、いつお迎えが来てもおかしくないのに、このままチューブで生かされてるだけでいいんだろうか?
意識はしっかりしてるし食べるのが楽しみだった母だから、誤飲を恐れての味気ない寝たきりの生活よりも楽しみを優先させたい、何かあったらそれは寿命と思っていいだろうか?」と。
そして先週、専門の医師に相談し、ホームの看護師にも協力してもらい、入れ歯をちゃんと入れてジュースなどを少し口に含ませることにしました
飲みこむ力がなくて誤飲の可能性が大きいと判断されていたのですが、
やはり味覚を刺激することはすごいです
妹が言うには「顔の表情がぱーっと明るくなって、目がばちっとしたよ」
味覚、臭覚、触覚、聴覚は眠っていた脳を目覚めさせるとアロマテラピーで学びましたが、
口で味わうということは、すごい力なんだなと再認識しました

ここ、ワタミの介護施設は食事は美味しいので、私もいる間はここで食べることにしています
夕食は、シャケといくらの散らしすし、わかめと大根の和え物、味噌汁、漬物でした
「お母さん、味噌汁のむ〜」
スプーンでは飲み込めないので、口内用の綿棒にしみこませて、舌のうえにのせます
しょっぱそうに口をすぼめます
味が分かる!と認識できるだけでも嬉しいです
それから、デザートに買ってきたシュークリームのクリームを少しだけ
これは甘みを確かめるようにモゴモゴと口を動かしてます

う〜む、食に貪欲な人は生き残れるかも?
それで、いいかも?

それにしても初めて顔合わせたスタッフさんが
「娘さんですか?お母さんと瓜二つですね〜」
・・・ムムムッ!私、こんなにばあさんかいな!