阿蘇の春

ここの所、いい天気が続いています

テラスで、おひる食べていると煤けた匂いが・・・
見上げると向かいの山から、もくもくと黒煙が上がっています
近くの原野での野焼きが始まりましたー!

洗濯物干し、布団干し、要注意です
空からひらひら天使の羽ならぬ、真っ黒クロスケが降りてきます
茅のススはくっつくと厄介です

野焼きは2月の終わりから3月中旬にかけて阿蘇の草原で行われます
草原を焼く事によってダニなど人畜に有害な虫を駆除するとともに、牛馬の餌の草を育てているのです。
阿蘇の草原の美しさはこの野焼きによって保たれていますが、牧野組合の方も年々高齢化して、一時は存続していく事が危ぶまれました
でも、今では全国から野焼きボランティアの方々が来て下さり、阿蘇の春を告げる火入れが行われています



今年の阿蘇火まつりは10日の大火文字焼きから始まりました
往生岳・本塚の 斜面にそれぞれ巨大な”火”の文字が焼かれ、重なると”炎”の文字になります



23日には阿蘇神社で「火振り神事」が行われます

この神事は農業神≪国竜神≫の結婚の儀式です
藁に火をつけぐるぐる回しますが、どなたも参加できますよ

”あそひ”の神様が目覚める春です
わくわく・ドキドキの季節がはじまります