”きびなご”という魚は九州だけだろうか

きびなご

冬は魚が良い。
寒ブリもいいが、九州はこれだ。
イワシの仲間キビナゴは、長崎の五島列島や鹿児島がよく捕れる。
母の実家が長崎・平戸なので小さい頃に「丈夫に大きくなるのよ」とだまされ食べていた気がする。
10センチぐらいの小さく柔らかい魚だから骨ごと食べてものどはスムーズに通過する。
そういえば、大人たちは刺身で焼酎飲みながら美味そうに食べていたナー。
名前の由来について。
帯のことを「キビ」というが、身体の中央部を頭から尾まで帯のように青白く光っている、そのため「帯の小魚」でキビなごという、定かではないがそんな風に伝わっているそうだ。
鹿児島方面に行ったので久しぶりに、そう毎年食べているから一年ぶりなんだが買ってきた。大阪では食べられなかったが、ここではピチピチを手ごろな値段で食べられるんですよ。
昔、大阪の心斎橋の寿司屋にキビナゴがあったが、値段が高くて鮮度もいまいちだったから、旬を味合うには田舎が一番ですね。
魚は鮮度が一番、刺身が一番である。
身が柔らかいので手開きにして背骨を取る。焼酎を飲みながら生姜醤油でぺろりと舌で広い口の中へいらっしゃい。
てんぷらも美味いし、から揚げもグーだね。丸ごと食べるんです。
人参葉っぱといっしょに揚げるなんて、これ最高!!!
いま、βカロテンとカルシウムが身体を駆けめぐってますよ。