門外漢には意味不明、「エノハ」ってなんでしょう?

川魚「エノハ」

昨日の続きです。
長湯温泉の湯につかり、ホッカホカ状態で食事処「正直屋」ののれんをくぐった。
そんなに広くない店内にはテーブルが六つ、日曜なのにお客さんは二人だけしかいない。
女将さんの顔には川魚料理を注文しなさい、と書いてあるぐらいお薦めは川魚。

  • お品書を見て「エノハ?なんですか」

「それはヤマメなの」と女将。
さっそく1,800円の「エノハ定食」を私は注文、魔女キリコは「うなぎ定食」更に、美容に良いと「鯉こく」に「鯉のあらい」を別注した。
宅配後の農園の残り野菜をみごと料理するキリコ、そして玄米食やマクロビ食の”ばかり食”。
そんな人のこの注文には少し驚いた。
《影の声:料理大好き人間も一月一回ぐらいは他人が料理したものをたくさん食べたいのだろうか。まっ良いことにしとこ》
                ー
【ヤマメ(山女魚)とアマゴを区別せずに大分地方ではエノハと呼ぶ地域がある。北・中九州ではヤマメのことをエノハとも呼ぶ。九州や東日本に多いが警戒心が強い魚であまり釣れない。上流に生息し、渓流の宝石とたとえられる。】

  • 待つこと五分、いやもっとかな、早く対面したいぞエノハ君。

来たッ来たッ。何とオンパレードは、エノハから揚げにエノハ塩焼き、エノハ背ごし。背ごし(背骨つき刺身)で登場したエノハは頭部分が動いてる。口がパクパクだ。
私は、川魚はあまり好みでない。特にアユは独特の味を感じる。
ところがエノハは美味い。よかった注文して、満足です。
突然、またキリコがすっとんきょな声をあげた。「ウワッ!!うなぎ、昔食べたうなぎだ」
チョットもらって味見する。「オッ、ゴムの感触がしない。これは本物や」。(注釈:昔よく食べた大阪でのスーパーのうなぎは、輪ゴムを食べているようだったんです)
そんなこんなでフランスにもない五つ星を味わい、大満足で帰路についた次第です。
<追記>
食後、数歩あるいたお隣のレストラン、エノハ単品の値段をチラリ見したら、650円だった。(良かった)
<再追記>
写真のエノハは少しかじった後です、行儀悪いですが悪しからず。