腰壁に柿渋塗り

柿渋

【1月13日〜14日内壁の珪藻土塗りのワークショップです。一日左官屋さんになりませんか。遊びに来てください】

  • 塗料は何にする

居間とトイレの腰壁に塗料を塗るか否か?塗るなら何にすると悩んだ結果、柿渋を塗ることにした。
無害・天然に近い塗料、ワックスを調べるとたくさんあった。日本以外にドイツにもオスモ社やりボス社(シュタイナーの関係者設立)など選択に困るほどあるが値段が高くて。。。
思想と価格の両にらみで柿渋に決定。ただし、床やデッキなどには柿渋はせず、塗るか塗らないか?塗るなら何にするをまたまた悩みたい。

  • 柿渋

柿タンニンには防虫・防腐効果と若干の耐水性があるとあった。傘や綿製魚網に塗ったりしていたらしい。さらに味醂や酒を作る過程で使う清澄剤、濁りを取るのかこんなことにも使っているようだ。
京都・山城の天王柿がタンニンを多く含む柿として有名で、そこから1.8リットル1,890円6本を買った。

  • 塗装は簡単

マスキングテープで境を作り水性刷毛で塗る。2〜3日時間をかけて三回塗りをすれば良い色になるだろう。これから正月ごとに塗ることになるので”やはり田舎暮らしは忙しい、万歳??”

  • 雨柿日栗

わが満願寺農園にも渋柿の木が3本あるが今年は全然実が無く、食べるどころか柿渋も作ることができなかった。渋柿の汁を発酵させて最低5年は熟成させた方が良い柿渋になるといっても毎年柿がなればいいが、気の長い話で”やはり田舎暮らしはもうからん、たゆたゆ生活だ”

雨柿日栗いいことば

柿の性質は、隔年結実といって毎年豊作ではない。子だくさんの翌年は疲れてひと休みのようだ。人間と同じ。そればかりではない。自然の営み気候にも左右される。適湿がいいので雨が多い年の方が生り年になる。
ところが栗は多湿を嫌う。ということで雨柿日栗というらしい。
今年の満願寺農園は正しくそれが現れていた。台風や長雨が少なく柿は数個のみ、栗は満開だった。